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内科医師 澁谷 裕之

職域接種が始まりました。
当クリニックは6月21日に、新潟県第1号の太陽工機様の職域接種に医療機関として参加しました。
全国的に職域接種がスタートしたこの日に、しかも周辺の雲出工業団地数十社の企業を取りまとめての1500人規模の事案です。
企業の情熱と行動力と勇気に感動しました。

一般企業は当然、医療のことは詳しくありません。
そのため、職域接種を安全に効率よく実施するためには、実施医療機関として、事前に企業との綿密な打ち合わせが不可欠です。
今回は、依頼を受けて実施まで1週間という短期間でしたが、太陽工機の担当者様と何度も直接、顔を合わせ打ち合わせをし、信頼関係をつくり、クリニックスタッフで現場を視察し、運営方法を練りこみました。
いかに無駄なく安全にコンパクトな職域接種を行うかを考えました。
実際に職域接種に参加してみて、職域接種の計り知れない可能性を感じています。

現在、数十社の企業と職域接種で仕事をしています。みなさまの正常な社会活動への想いに応えるべく、僕たちも精一杯知恵をしぼり、工夫し、そして全力で汗をかいて頑張りたりと思います。

アセット 2


皮膚科医師 苅谷 直之

6月21日より全国でコロナウイルスワクチンの職域接種が始まりました。
新潟県内でも同日から長岡市の太陽工機での接種が行われ、わたしもそこに参加いたしました。
県内最初の接種ということもあり、現地には多くのマスコミ関係者が取材に来ていました。
取材に応じられていた渡辺剛社長のお話しを聞いておりましたところ、「短期間で集中してワクチン接種を受ける機会を提供できることは意義があり、コロナ禍以前のような正常な経済活動を早く取り戻したい」とおっしゃっていました。世の中が元気を取り戻すためには、やはり経済が元気になることが必要だと感じました。
当クリニックのワクチン接種は、スタッフ全員一丸となって行っています。会場づくりや動線づくりは看護師や医療事務、運営部が主体となってアイデアを出しながら行い、医師は一人ひとりが問診と接種をあわせて行うスタイルです。
今回の職域接種でも、太陽工機のスタッフのみなさまと当クリニックのスタッフが入念な打ち合わせを行った上で、会場設営から接種までのすべてをスムーズに行うことができました。
わたしたちは、今後もさまざまな職域のかたがたの接種にご協力させていただくことになっております。ワクチン接種に携わることで、世の中が元気を取り戻すためのお手伝いができれば幸いです。

アセット 3


内科医師 伊藤 朋之

新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞や学生生活への影響とそれらに伴う社会不安を取り除くためには、現役世代の皆さまにもコロナワクチン接種を一日でも早く進めていくことがきわめて重要になります。
私たちはクリニックで6月1日から医療従事者接種、6月7日から65歳以上の方の接種を行っています。

この経験をもとに、このたびの職域接種の準備を入念に進めてまいりました。
私たちのワクチン接種の特色は、医師が予診票のチェックとワクチン接種の両方を行っていることです。安心して確実かつ迅速な接種を受けていただけているものと自負しております。
なお、コロナワクチンによる重篤な副反応は極めてまれですが(アナフィラキシーの頻度は、約10万人に1人程度と報告されています)、私たちは十分な初期対応を迅速にできるよう備えています。
可能なかぎり多くの現役世代の皆さまに、コロナワクチン接種を一日でも早く受けていただけるよう、私は医師として全力をつくします。

アセット 8


皮膚科医師 藤本 篤

当院では、主に新潟県内企業さまを対象としたコロナワクチンの職域接種に協力を開始いたしました。

職域接種についても、65歳以上の接種運営経験を通じて得た当院スタッフのノウハウが活きつつあると実感しています。
 私自身も運営部とともに65歳以上の接種の準備段階から予約・受付システムの構築を担当しております。
クリニックでのコロナワクチン接種開始にあたっては、 ”安定した予約システムを構築すること” が第一関門でした。
しかしクリニックレベルで独自のシステムを一から構築することは難しい状況でした。
そこでわれわれは既存のクラウドサービスを活用いたしました。
準備期間は3-5日程度、費用も非常に安価に抑えられております。
そのようにして急場で構築したシステムですが、これまでの延べ予約件数は10,000件を突破しています。特に予約開始初日は2000件を超える予約がありました。電話はつながりにくくご不便をおかけしてしまいましたが、予約システム自体の不具合はありませんでした。
構築には多少のIT・プログラミングスキルが必要です。当クリニックではこれらのノウハウも持ち合わせております。

一人でも多くの接種希望者の方に一日でも早く接種を受けていただくために、これらシステム以外の運用ノウハウについても個別接種を担う医療機関さま・職域接種を担う企業さまにお役立ていただけるよう発信したいと考えております。そして一日でも早く皆さまにとって再び平穏な日々が訪れることに微力ながら貢献できれば幸甚です。

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内科医師 田村 真麻

6月21日より、新潟県内でもコロナワクチンの職域接種が開始されました。すでに多くの企業・大学などが職域接種を行うことを予定しており、少しでも早く以前の社会活動を取り戻したいという強い願いやワクチン接種への期待が窺い知れます。

昨年からのコロナパンデミックによる世界の変容に心を痛め、特に身近なところでは、入院患者さまがご家族との面会も叶わない現状を心苦しく思っていました。一方で、私自身はコロナ感染の治療には直接従事しておらず、目の前にいる患者さまを診療するという意味では仕事上の大きな変化はありませんでした。
一医療者として、今まで以上の緊張感を持って発熱患者さま等を適切に診断すること、従来の患者さまに安心して今まで通りの医療を受けていただくこと、新型コロナウイルスやそのワクチンに関しての正しい情報を患者さまに伝えることが使命と、粛々と仕事をしてきました。
今回、私たちは一人でも多くの人にワクチンを打てるよう、当院ならではの体制を組み、通常診療と並行しつつ全力でワクチン接種に取り組んでいます。

多くのかかりつけ以外の方々が当院を訪れ、ワクチンを受けていただいていますし、今後はクリニック外でも職域接種のお手伝いをさせていただきます。
このワクチン接種の活動を通じて地域社会との繋がりが得られること、コロナウイルス対策に医療者としてより積極的に関われることを嬉しく思っています。

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小児科医師 鈴木 竜太郎

6月1日に職域接種開始について発表されてから、約3週間が経ちました。
個別接種と並行して職域接種の準備をすることになりましたが、すべての経験が我々の糧になっていると感じています。

当クリニックでは6月7日より個別接種を開始し、2週間で2,500件以上のワクチン接種を行いました。この経験をもとにスタッフ全員が日々話し合い、より良いワクチン接種について考え、院内の体制は改善し続けています。注射の後に「素早く終わってよかったです。」「スタッフの連携が取れていて安心です。」とお声をかけていただく事も増えてきました。今後も経験を糧として、よりよい医療を提供できるように精進していきたいと思います。

医療資源は有限です。だからこそ、個別接種で得た経験を個別接種だけではなく、職域接種にも生かしていきたいと考えています。限られた医療資源で最大の成果を出し、地域全体でこの難局を乗り越えられるように、今後も誠心誠意お手伝いしていきたいと思います。

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㈱共栄堂 薬剤師  赤澤 洋祐

弊社、株式会社共栄堂は、新潟県、山形県で105店舗を展開する調剤薬局の会社でございます。
エールホームクリニック様のご開業に合わせて、昨年10月に共栄堂薬局下柳店を開局致しました。

この度、エールホームクリニック様からコロナワクチン接種を行うとお話があり、弊社、共栄堂薬局下柳店としても、全面的に協力させていただくことに致しました。 
毎年、流行がみられます、インフルエンザ感染症では、タミフル、リレンザなどいくつかの特効薬があり、感染しても重症化することは稀でありますし、流行期前にはワクチンを接種することで、軽症で済むことが多いと思います。
それに対して、新型コロナウイルス感染症は、現在、決定的な治療薬も無く、各地で感染の拡大が日々のニュース等で報道されることで、地域の皆様の心配・不安も高まっていることと思います。 そこで1日も早くワクチン接種をすることが、皆様の不安を取り除く手段であると思います。
私たち、薬局薬剤師にできることがあれば、是非とも協力させて頂きたいと澁谷理事長にお話しさせて頂きました。

6月7日からのワクチン接種にあたりまして、私たち薬剤師が担当するのは、バイアルから、注射器への分注です。ファイザー社製のコミナティのバイアルに生理食塩水1.8mLを入れ希釈し、その後、接種用の注射器に1本0.3mLずつに分けていきます。普段の調剤薬局業務では、ほとんど行うことのない作業ですので、初めは不慣れでしたが、各自で講習会に参加したり、病院勤務経験がある手技の詳しい職員に直接指導を受け、作業を円滑に進められるようにしました。複数人で作業にあたりまして、希釈ミス、充填ミスが起こらないように、お互いに確認しあい、注意して業務を行っております。
また土曜日の集団接種の際には、薬局建物を、接種患者様の受付場所として開放しました。弊社の事務員も受付業務に携わりまして、薬局一丸となり協力させて頂きました。

エールホームクリニック様より7月以降、各企業への職域接種も行うとのお話がありました。すでに県内外の企業への職域接種が決まっているとのことで、職域接種についても、社内で協議の上、全面的に協力させて頂くことになりました。
職域接種開始に伴いまして、弊社内でワクチン接種協力チームを結成し、長岡市以外の各地域の職域接種にも対応していく予定でございます。
1000人規模の接種日には、ワクチン接種チームのメンバーと、各地域の店舗から薬剤師を派遣して対応していく予定です。

今回のワクチン接種は 私たちが行っている調剤・投薬業務であります、「患者様と対面して、お薬をお渡しする」という普段の業務とは異なりますが、充填したワクチンが患者様に接種されることで、接種を終えられた地域の方、また職場の方が1日も早く安心して生活、仕事ができるように、微力ではございますが、薬局・薬剤師として引き続き協力していきたいと思います。 そして1日も早く感染が収束することを願っております。


運営スタッフ 酒井 俊明

「職域接種の対応が可能かお尋ねします」
その一本のメールから始まりました。

政府から職域接種の枠組みが発表されてすぐ、一斉に県内外の大企業、中小企業、大学などからの問い合わせがクリニックに殺到しました。
以前から、企業さまとの連携による接種を推奨し、それを公表していた当クリニックにとってはどれもありがたいお話ばかりで、早速各企業や大学との打ち合わせを行い、そしてたくさんの企業さまと連携することができました。

この職域接種の仕組みには、3つの大きなポイントがあります。

1 年代のしばりがないこと
2 地域のしばりがないこと
3 職種やグループのしばりがないこと

つまり、声をあげ場所を提供する主体がいて、その考えに賛同する企業や事業主がいて、その合計人数が1000という単位になった瞬間、社会の最前線で経済活動を担う方々の力になることができるのです。そしてそこには、年代や住所や職種のしばりなど、どこにもないのです。
この強烈な枠組みを最大限活用して、私たちが持つ医療リソースや運用ノウハウと企業のガバナンスを融合させて、最大限に効率的で安全な職域接種を実現しています。

まだまだ始まったばかりです。
これから県内外たくさんの地でたくさん方に接種を進めることで、企業や地域の安心な明日を目指す取り組みに最大限のエールを送りたいと思います。

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