ドクターズコラム特別編「造形大×エールワクチン解説キャンペーン ~コロナワクチンのほんとのところ~」
小児科医師 鈴木 竜太郎
この度、長岡造形大学の視覚デザイン学科の徳久達彦先生ならびに有志の学生の皆様と一緒にお仕事をさせていただく機会を得ました。
プロジェクト名は「長岡造形大×エール ワクチン解説キャンペーン ~コロナワクチンのほんとのところ~」です。
本プロジェクトでは学生が知りたい情報を学生の目線で発信することがテーマです。コロナワクチンは急速に普及し、6月21日以降は大学などでも職域接種が始まります。ワクチンはすぐそこまで来ているのです。今こそ医療×デザインで社会に貢献できないか?と双方から提案があり、プロジェクトが立ち上がりました。
実際に皆様と話していると多くの学生が、ワクチン接種はずいぶん先のことであると感じているようでした。また、一人暮らしで漠然とした不安と孤独感に悩んでいる様子でした。目の前まで迫っている職域接種に関して、スピード感をもって、親身になって、正しい情報を伝えることが社会から求められています。
一方で正しい情報というのは専門用語や堅苦しい表現が多く、取っつきにくい印象があると思います。よって、今回は対象を学生に絞って、わかりやすい言葉で発信していくそうです。正しい情報を発信している人は既にいますが、学生の目線で情報を発信している人はいません。「物知りな友達」くらいの親しみを持って、友達とのおしゃべりのように楽しみながら、~コロナワクチンのほんとのところ~を学んでもらえる企画になれば幸いです。
現在は配信開始に向けて日々情報交換しています。次々にあたらしいデザインがアップされ、若い人の持っているエネルギーは凄まじいものだと刺激を受けています。この熱量を持ったプロジェクトは必ず皆の心に響くと思います。学生の皆様を一番の対象にしていますが、誰が見ても面白いのではないでしょうか。
初回配信は本コラム配信日と同じ17日の予定です。もしよければ応援してください。→ https://twitter.com/NID_Aile
最後になりますが、一緒にプロジェクトに取り組んでくれる造形大学の建学理念をご紹介いたします。「造形を通して真の人間的豊かさを探求し、これを社会に還元することのできる創造力を備えた人材を養成する」だそうです。
今回のプロジェクトはまさに人間力と創造力を駆使して社会に還元するもので、同大学の地域協創演習の授業として認められています。学生による学生のための社会貢献として、造形大×エールで取り組んでいきたいと思います。
皮膚科医師 苅谷 直之
長岡造形大学の皆さまとエールホームクリニックのコラボプロジェクトが始まります。
このプロジェクトは、現在進んでいる新型コロナワクチン接種に関する情報を、特に学生の方々に知っていただきたいという思いから立ち上がったものです。
プロジェクトの主役は造形大学の学生さんたちです。SNSや動画配信を使って、新型コロナワクチンのさまざまな話題を発信していきます。
医療の話題はとかく堅苦しくなりがちですが、今回はそれを打ち破った形になっていく予定です。
情報発信にあたり、私たちクリニックの医師と学生さんとで毎日やりとりを行っていますが、学生さんたちの溢れ出る情熱とエネルギーを感じ続けています。私も学生さんとともに仕事するという経験はしたことがありませんので、とても刺激的で楽しい日々です。今後、どのような画像が作られていくのか、一視聴者としてもワクワクしています。
ぜひみなさまもご覧になっていただければと思います。
内科医師 田村 真麻
本プロジェクトを始めるにあたって行った長岡造形大学の学生さんとの話し合いは、若い世代の生の声を知るとても良い機会でした。
新型コロナウイルスに感染したくないと思いつつも、SNSなどで目に止まった一部の情報をもとに得体の知れないワクチンに漠然とした不安を抱いていたり、「独居でワクチン接種後に強い副反応が生じたらどうすればよいか」「インフルエンザワクチンと同じ位のものなら打っても打たなくても同じなのではないか」などと考えていたり…
一方、新型コロナウイルスやワクチンに関する正確な情報の入手方法が分からないだけで、「確かなデータに基づく“事実“を知りたい」という思いも感じました。
学生ならではのツールを用い、若い世代に伝えたい正しい情報を学生目線で発信する本プロジェクトを介して、より多くの若者がワクチンに関心を持ち、十分な知識のもと、一人ひとりがワクチンを打つかどうかの選択をしていただけることを願っています。
私達もチームになり、学生さんの活動を後押しさせていただきます。
皮膚科医師 藤本 篤
エールホームクリニックでも6月1日から医療従事者、7日からは65歳以上を対象とした新型コロナウイルスワクチンの個別接種が始まり、6月16日までに1,230名の希望者に接種を行いました。
接種前には不安を感じている方もいらっしゃいましたが、接種後には 「接種を受けられて安心した」 との声を多くいただいております。多くの皆さまがワクチンへの効果に高い期待をされている現状を認識いたしました。
一方で 『若い世代ほど接種を迷う方が多くなる』 というデータもあるようです。この背景には、『若い方ほど発熱などの接種後副反応がでる頻度が高いと言われている』『もともと感染しにくく重症化しにくいはずなのにわざわざ予防する必要を感じない』 など様々な要因があるようです。
しかしながら、これら一般的に言われていること以外にも、たくさんの不安の種が隠れているように思います。
国内のワクチン接種スピードは日々加速しております。
そう遠くない時期に大学生などの若年者を対象としたワクチン接種が始まるものと予想されます。
そして若年世代の皆さまが、何が不安なのか、何を知りたいと思っているのかを把握するには若年世代の目線が不可欠です。
このプロジェクトを通じて長岡造形大の学生さんの若い力とコラボレーションすることで、一人でも多くの若年世代の皆さまに新型コロナウイルスワクチンについての正しい情報をお届けできればと考えています。是非多くの皆さまにご覧いただければと思います。
内科医師 伊藤 朋之
6月9日、本プロジェクトのキックオフミーティングが当クリニックで行われました。
長岡造形大学の学生さんたち一人ひとりの個性的で面白いさまざまな意見や考えを聞けたのは私にとって貴重な経験で、まるで徳久先生のゼミに参加しているような感覚で、時が経つのも忘れるほど楽しませてもらいました。翌日、医師の側から新型コロナウイルスワクチンに関する資料をいくつか提供させていただきました。
その後、徳久先生の指揮でテーマが決まり、すぐさま学生さんから最初のたたき台が上がってきました。そのスピードとクオリティの高さを目の当たりにして私はただただ驚き、興奮し、感動しました。
大学生も対象となる新型コロナワクチン職域接種は、6月21日から始まります。ワクチンの正しい理解を広めるにあたり、本プロジェクトに参加する学生さんらによるメッセージが、他の学生、大勢の若い人たちに伝わっていくことに期待し、これからの展開に私自身ワクワクしています。
内科医師 澁谷 裕之
エールホームクリニックを始めるときに、地域の医療・健康を支えることはもちろんのこと、まちづくりや地域ブランディングに貢献することで医療の潜在能力を示したいとの思いがありました。
今回、この地域のシンボルである長岡造形大とのコラボが実現することになりました。
医療とデザインの組み合わせは未来的です。
デザインは医療と同じく、みんなをハッピーにする力を持っています。
デザインの力と医療の力。
掛け合わせることでどんな反応が起きるのか、どんな新しい価値を生み出すのか、どこまで広がるのか。興味が尽きません。
それにしても、学生さんたちの笑顔はサイコーです。
やってくれるオーラがあります。その笑顔に引っ張られて平均年齢41歳の医師たちもまるで同級生のように楽しそうです。
そんな感じでプロジェクトが盛り上がって、ワクチン接種がすすんで、平和な日常が戻ったら、みんなで飲み会したいなぁ。
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