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Zone Offense vs 1-1-3 Zoneの解説

こんにちは、現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch です。(ブログ / togetter/YouTube
[ ※これまでの記事はマガジンから→「現代バスケ戦術研究ノート」、「プレイブック・マガジン」 「バスケットボール・ドリルまとめ」 ]

前回は1-1-3 Zone Defenseの文脈と構造について具体的に論じました。

今回はマガジン第27回として、表題の通りZone Offense vs 1-1-3 Zoneのコンセプトについて論じていきたいと思います。


① Zone Offenseの要点のおさらい

1-1-3 Zoneの特異的な崩し方を考える前に、Zone Offense全体に共通するコンセプトを再度確認しておきましょう:

私が過去に整理したゾーンオフェンスのコンセプトは以下の通りです:

①数的有利を作って攻める(Overload)
②ポジションチェンジを多用して動きで崩す(Motion / Flow)
③ギャップへのドライブで崩す(Punching or Penetration)
④ベースラインのDFを外に引き出す(Stretch DF)
⑤DFエリアを制約するシール或いはスクリーン(Seal or Screen)

特に、Seal or Screenを利用して、OverloadやAttacking the Gap (Punching)に持ち込むシナジーは、当然1-1-3 Zoneへのオフェンスにも依然有効です。

しかしながら、Nail Dが居る関係上、Nail周辺のGapを単純に攻めるのが難しくなっているのが1-1-3 Zoneの肝でもあります。

そこで、1-1-3 Zoneに対する特異的な対応が必要となってくるわけです。 


② 1-1-3 Zoneの崩し方

1-1-3 Zoneでは先述した通り、Nail Gapを直接使うのが難しいので、Attacking the Gap / Punching するためには、「Nail以外のGapを攻める」か、「Nail Dを引き出す」かのいずれかを狙う必要があります。

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バスケットボール戦術についての研究ノートを掲載。 月1-2回程度更新。

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