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ウィークサイドからのダイブのシステム化

こんにちは、現代バスケットボール戦術研究(MBTR) @MBTResearch です。(ブログ / togetter/YouTube
[ ※これまでの記事はマガジンから→「現代バスケ戦術研究ノート」、「プレイブック・マガジン」 「バスケットボール・ドリルまとめ」 ]

以前、当マガジン第6回で ”スペーシングとダイブのアウフヘーベン” と題して、適切なスペーシングを施行した上でのダイブの有効性について総括的に論じました:

また、その中で過去のWeakside Diveに関連した拙動画も取り上げました:


今回はマガジン第34回として、WeaksideからのDiveのより仔細かつ具体的な整理を行いたいと思います。


⓪Weakside Diveの2系統の基本構造

具体的な整理の前に、オフボールからダイブができる場合の主だった2系統の基本構造を論じておきましょう。

私見ではありますが、ダイブ/カットが出来る状況にはおおよそ次の2パターンがあると考えています:
・自分のマークマンがヘルプやローテーションに向かったことでリムへのインラインが空いた場合。(vsHelp, Tag, Rotation)
・自分のマークマンが目を切っていてきちんとbumpやchaseをしてこない場合。("Ghost")

自分のマークマンがヘルプやローテーションに向かったことでリムへのインラインが空いた場合。(vsHelp, Tag, Rotation)
自分のマークマンが目を切っていてきちんとbumpやchaseをしてこない場合。("Ghost")

これから示すダイブのパターンは一見複雑に感じられるかも知れませんが、その原則は概ね上記に沿い、存外シンプルではないかと思われます。

既述を踏まえた上で、以降をご参照いただければ幸いです。


①vsヘルプ(カバー)

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バスケットボール戦術についての研究ノートを掲載。 月1-3回程度更新。

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