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散歩がてら本屋へ。ジム・ロジャーズ「危機の時代」を買ってみる。

と或る日、散歩がてら本屋へ出かけてみた。

注目コーナーに足を運んでみると、そこに一際目立つ本が。

真っ赤な背景に著者のアップ、そして表紙中央に「危機の時代」と題字されており、帯には「新型コロナ、株価暴落・・・世界同時不況 どう乗り切る?」と書いてある。

著者はジム・ロジャーズ。アメリカ合衆国はアラバマ州出身の有名な投資家だ。

本書のジャンルはビジネス・経済・経営にあたる。帯文言を見つめ、なんともまぁタイムリーな時期に出版したな、と感心しながら流し読みしてみる。
資産運用の考え方について述べているパートもある。しかし、投資のノウハウというより、これからの世界情勢についてやその渦中でどの様に立ち振る舞うことが吉なのか著者の経験を踏まえ著者の考えを述べている。恐らくこの部分が最も伝えたい事なのだろう。

ピンチはチャンスとよく言うが、苦境の最中にどの様に考えどの様に行動すべきか、その参考にはなりそうだ。

なるほど。この本をリリースする最も適した時期は今しかないな、と勝手に分析してみる。そしてそんな所からジム・ロジャーズのしたたかさをも垣間見る。

だらだら立ち読みするのも疲れるし、折角なので釣られてみようと思いこの一冊を購入し家路についた。

本書冒頭に“2008年に起きたリーマンショックを超える危機の時代が到来する”と書いてある。リーマンショックは今から12年前の出来事だが、自分自身特段何か影響を受けた記憶はない。しいて言うならば幾ばくかの給付金が政府からあったような、なかったような。。。個人的にはその程度のトピックとなっている。すなわち、普段通り生活していたのだろう。

“新型コロナウイルス感染症”はあくまできっかけに過ぎないとも書いてあった。疫病に注目が集まっているがこの裏側にどの様な経済事情が潜んでいるのか興味がある。「国の借金」「少子高齢化」等々よく聞く言葉の影響が現実味を帯びてくるのだろうか。

政治と経済、戦争と経済・・・、常に何かと経済は紐づいている。鶏が先か卵が先か分からないが、経済の波はあらゆる事象の影響を受け常に上下を繰り返している。今時点で、本書の中で印象に残っている部分は「10~15年のサイクルでこれまでの常識が一変する」という言葉。気楽に言うと山あり谷ありという事。12年前に起きたリーマンショックを直近の谷だとすれば、今はまさに負のサイクルに突入しているのだろう。

さて、これから一体何が起きるのだろうか。拝読しながらこれからの戦略を練ってみようか。



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