統計学的投資法②(例年の再現で利益を上げる)

前回の続きからです。

統計的投資法は、アノマリー的に相場がよいとされる11月に、チャートが良い好決算銘柄のSaaS企業に投資するというものです。そこで購入したのが前回お話ししたデータドッグという企業でした。今回は日本株を少しだけ購入したお話し。
※この記事は特定の銘柄を推奨するものではありません。また、この方法も絶対よいとは限りません。投資は自己責任でお願いします。

この米国株式市場に連動して日本株も動く傾向があります。ですから、これは日本株でも再現できると思い、日本株も購入しました。その銘柄はパークシャテクノロジーというAIアルゴリズムの企業です。

https://www.pkshatech.com/company/

この企業は、実は、去年も今ぐらいに購入していました。その時は2400円くらいで購入し、2月の決算の4000円を過ぎて金利上昇の強い下げがあった時に利確しました。

4000まで上昇したパークシャですが、その後、売られに売られ1600円台になっていました(売っておいてよかった・・・)。そして先日、決算後にストップ高となり2000円台に浮上。決算内容を確認し、ストップ高の次の日に購入。

https://kabutan.jp/stock/news?code=3993&b=n202111150341

購入した理由は、決算内容がよかったことと、決算説明書に「AI SaaAS企業」としてビジネスモデルが打ち出されていることです。

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そうなると収益が安定し、利益率が今後は高くなるのではないかと予想されるのです。そして、その顧客数の上昇と解約率の低さは以下の資料で示されています。

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出典:2021年9月期決算説明資料
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS81483/26d1617b/ce7f/455a/98b2/7d9646938bbb/20211112235859331s.pdf

しかし、この資料はレベニューチャーンレート(売上の計算上の解約率)であり、カスタマーチャーンレート(顧客数からの解約率)ではないので、カスタマーチャーンレートも確認したいところです。

ということで、次回の決算にも期待が持てる内容ですし、例年の再現がされるなら、ここから直近3000円も目指せるのではないかなと思います。そして、再び決算で4000円を超えて欲しいです。

このように、例年の傾向を見た買いをパークシャテクノロジーで行ってみました。現在、もちろん含み益です。そして、決算後、窓を開けたストップ高以降も連日暴騰しています。しかも、出来高も伴っています。

スクリーンショット 2021-11-21 17.40.24

出典:Kabutan

AIセクターで最近暴騰しているのがフロンテオです。フロンテオは、

「貸株調達による空売りの買い戻しなども踏み上げに近い形で株価に浮揚力を与えている。」

という見方もありますが、今まで下がっていたパークシャもかなり連騰していますので、それに近い現象が起きているのかもしれません。

https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202111020332

この辺りは連日、どんどんと含み益が増えるので、ホールドしていて楽しいですw

パークシャのよい部分はAIアルゴリズムを研究開発し、様々なことに運用していくことにあります。汎用性が高いため、様々な分野で活躍が見込めます。

例えば、チャットボットですが、大企業の場合、恐らく費用対効果が出るため、解約はされにくいと思われます。最近ではパークシャのチャットボットがデンソーやミズノに導入されたらしいです。

https://www.bedore.jp/news/20211104_01/

https://www.bedore.jp/news/20211028_01/

こうしたパークシャのAIサブスクリプションサービスが大企業にこれかも導入されていけば、次回の決算も期待が持てると思います。

また、パークシャは3Dアルゴリズムの企業を買収していますので、もし、やろうと思えば、今流行りのメタバースも行けるのではないかと思います。

https://jp.techcrunch.com/2019/02/13/pksha-sapeet/

3Dアルゴリズム関連では、現状では、姿勢カルテというサービスもあります。

https://digital-shift.jp/flash_news/FN201106_3

また、駐車場サービスのアイテックを買収しており、スマートパーキング化も目指しているようです。これはトヨタのウーブンシティ(スマートシティ)が始動した時に生かされるのではないかなと思われます(トヨタはパークシャに出資しています)。

https://kuruma-news.jp/post/430757

もちろん、ウーブンシティはまだまだ先の話なので、しばらくはこの材料は来ないと思われます。しかし、メタバースやApple carのように株式相場は実態がなくても先取りしますので、意外と早く材料が来るかもしれません。

ただし、現状、パークシャはバリュエーションがとても高いので、金利上昇の局面では売られやすくなります(特に2月以降は注意)。また、現在はまだ投資のフェーズであるとのこと。ですから、長期投資の場合は金利上昇に注意です。

私は次回の決算までホールドで、決算内容を見てどうするかを決めたいと思います。ただし、そこで手放すことがあったとしても、再び購入しようと考えている銘柄の一つです。

数年後、投資のフェーズが終了し、スーパーシティが始動した時に、パークシャの本領発揮となると考えています。

ただし、ベンチャー企業なのでハイリスク・ハイリターンです。ボラティリティーが高いですし、日本株は出来高も少ないし、機関に空売りもされますので、一気に半値以下になることもあります。それを覚悟して購入するなら日本株もいいと思います(もちろん、そうなる前に損切りしてください)。私は、日本株は応援を込めて買っています。が、ポートフォリオのほんの一部です。

と言いつつ、去年のパークシャよりも今年・来年のパークシャは更に強くなっていると思いますので、前回の4000を遥かに超えて行って欲しいです☆

ということで、また。


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