【社会人/博士/体験記】第6回「竜が沼の淵にひそむは なんのため」
こんにちは、白山鳩です! クルッポゥ!
このマガジンは、
働きながら、「博士後期課程="社会人"博士」
を目指す体験談です。
前回の記事はこちら ↓↓↓
さて、今回は、
「入学までに検討が必要な事項」
について書いてみます。
1つの記事あたり、だいたい5分で読めますので、お気軽にスクロールしてみてください!
入学までのスケジュールを立てよう
博士後期課程への入学に向け、4月の間は、
「どこの大学で、誰に師事するか」
を考えていたというのは、以前の記事にも書いたところです。
さて、入学したい大学院を決めてから次にしたことは、
入学までのスケジューリングです。
結論から言うと、5月末に大学院入学の原決めをしたところで、
指導教員のX先生と相談しながら、鳩はこのような計画を立てました。
さて、各項目について話すと長くなるので、各記事へ小分けにしていこうと思います。
ここからは、入試の時期について触れていきます。
入試がいつあるのかをチェック
さて、スケジュールを立てるためには、入試の時期から逆算する必要があります。
というわけで、まずは「入試がいつあるのか」をチェックしましょう。
これは、大学院によって事情が違うかと思います。
毎年4月入学ながら、
「10月募集+2月募集」など、複数回の募集をする大学院もあります。
また、「4月入学+9月入学」など、春学期/秋学期の2回、
スタートのチャンスがある大学院もあります。
鳩の場合、
「博士後期課程に進みたいなあ」と思ったのが3月頃であり、
申し込みたい大学院の入学時期は毎年4月のみだったので、
1年間、入学までの時間が空くことになりました。
人によっては、
「さっさと研究したいんじゃ!」
と、翌年4月まで待ってられない方もいらっしゃるでしょう。
実際、鳩は生き急ぐあまり、
「1年も待たされることになるなんて……
こちとら、待ってられない未来があるぜ」
と、思ったのも事実です。
できれば待った方がいい?
一方で、鳩の場合、1年間丸々時間があったおかげで、
振り返って考えてみると、次のようなメリットがありました。
入学にあたり、筆記試験が課される場合は、時間があれば安心なのは、なおさらでしょう。
特に専門知識に乏しかった鳩にしてみれば、
指導教員のアドバイスも踏まえて、
入学前から、さまざまな知識を得られるチャンスでした。
これがそのまま、大学院へ提出する「志望理由書」や「研究計画書」に直結したことを思うと、まさに、
「竜が沼の淵にひそむ」
ような、ありがたい時間だったと思います。
というわけで、入学時期が変わらないのであれば、
大学院の入試の時期はなるべく遅くした方がいい、というのが鳩の持論です。
もちろん、
「早い時期の入試の方が募集枠が多く、競争が楽」
などの事情も、大学院によってはありえると思うので、
募集要項をよく確認して、入試の時期を決めた方がよいかとは思います。
(もっとも、大学院の博士後期課程ともなると、
そもそも受験者の絶対数が少ないのが一般的なので、
そのような熾烈な争いが待つ大学院は、少ないかもしれませんが……)
当たり前だが学費もかかる
そして、当たり前なんですが、学費がかかります。
国立ならば約50万円/年、
私立ならば約100万円/年といったところ。
博士後期課程で卒業するのは、最低で3年かかりますが、
もちろん、4年、5年と在籍する方もいらっしゃいますし、
それだけかかる費用は増えていきます。
大学院の要綱を調べれば、奨学金に関する記載もあるかもしれません。
条件さえ満たせば、返済不要の「給付型」の奨学金の申請が通る場合もあります。
あらゆる方法を見ておいて損はありません!
ぜひ、募集要項は早めに確認しておきましょう!
さて、今回は入試に向け鳩が立てた大まかなスケジュールと、
入試の時期や学費について触れてきました。
次回は、大学院の入試説明会で聞いてきた内容を見ていきます。
to be continued…
参考資料
・挿入マンガ・タイトル:横山光輝『三国志』(潮出版社)
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