【フレームワーク】現状分析① SWOT/3C
こんにちは、白山鳩です! クルッポゥ!
マガジン『能ある鳩はMBA② ビジネススキルで豆鉄砲』での、ビジネススキルにまつわる情報の紹介です。
前回の記事はこちらです。↓↓↓
今回は「現状分析」に関するフレームワークを見ていきます。
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現状分析とは?
いつものように、質問から入ってみましょう。
現状分析とは何なのでしょうか。
情報収集と何が違うのでしょうか。
情報収集は、ただ生の情報が並んでいるだけなのに対し、
現状分析には、分析者の視点から生まれる示唆があります。
冷蔵庫を開いたときに、
「ああ、ニンジン、タマネギ、ジャガイモがあるなあ」という事実を確認するのが情報収集、
そこから「これなら、カレー粉とお肉があればカレーを作れるなあ」という新しい示唆を与えるのが現状分析、といったところですね。
そういうわけで、現状分析をするときにはいくつかのコツがあります。
〇フレームワークを活用する
フレームワークを活用すれば、抜け洩れなくダブリなく、ピッタリの枠組みの中で情報を整理できます。
〇仮説に基づいた示唆
集めてきた情報から新しい示唆を生み出すためには、自分なりに「これは、こういうことなんじゃないか」と仮説を持っておく必要があります。
〇限られた情報で意思決定する
文章というのは推敲しようと思えば無限に推敲できますし、情報というのは集めようと思えばいつまでも集め続けることができます。
しかし、そうやっていつまでも外堀を埋め続ける人間は、何も決定することができません。
「限られた情報で意思決定をする」ことが重要です。
現状分析における最上位のフレームワーク:SWOTと3C
SWOT(スウォット)分析というのは
自社から見た外部環境の機会(Opportunities)、脅威(Threats)、
自社の内部環境における強み(Strength)、弱み(Weakness)、
それぞれの頭文字を取ったものです。
一方、3C分析というのは
・市場(顧客):Customer
・競合:Competitor
・自社:Company
の頭文字をとったものです。
なぜかはわかりませんが、経済学の業界の人間はやたらと頭文字を取りたがる傾向があります。
さて、SWOTと3Cは、業界分析をするときの最初の一歩として使えるように設計されたフレームワークです。
まずSWOT分析。
自社視点で業界を見れば、
自分以外の外部環境と、
自分自身の内部環境
とに分けることが可能です。抜け洩れなくダブリのない分け方ですね。
次に3C分析。
どんな業界でも、「買い手」と「売り手」の2つで成り立っています。
買い手は「市場(顧客)」ですね。
売り手は「競合」と「自社」に分かれます。
つまり、3C分析は、
業界を構成する要素全てを抜け洩れなくダブリなく揃えている、
というわけです。
SWOTでの示唆の出し方:クロスSWOT
SWOTだけでもちょっとカッコいい名前なのに、「クロスSWOT」なんてネーミングを考えた人間を尊敬します。
鳩が命名者なら「クロス・スウォット・ハリケーン・スペシャル」とか余計な要素をつけていたことでしょう。
さて、クロスSWOTとはその名のとおり、外部環境と内部環境それぞれの要素をクロスさせることで集めた情報から新しい示唆を生みだせるという必殺技です。
・機会 × 強み = 強みを生かして参入機会を掴む!
・機会 × 弱み = せっかくの機会だから弱みを磨いてから参入だ!
・脅威 × 強み = 自社への脅威に強みで立ち向かう!
・脅威 × 弱み = 自社への脅威を前に弱みを潰しておく!
といったところでしょうか。
4体のロボットから自由に選択して合体ロボットを作っているような楽しさがあります。
えっ、ちょっとアニメの引用がくどい?
そういうブログなんですよ、このnoteは!
どの順番で3Cを分析するのか
さて、もう1つのフレームワークではどのようにして示唆を見つけ出せば良いでしょうか。
それは、「3つのCは、どの順番で分析するのか」と大いに関係があります。
環境分析のフレームワークは共通して、
「周囲の環境がどうなっているのかに対し、自社がどういう状況なのか」
「その環境に、自社はどう対応すべきか」
を見ていく、という特徴があります。
SWOT分析も、「Strength,Weakness,Opportunities,Threats」の頭文字をとっているくせに、最初に分析するのは「機会/脅威」の外部環境です。
そういうわけで3C分析では、
市場(顧客)に対して、
競合がどう対応しているのかを見たのち、
翻って自社はどういう状況にあるのかを見て、
そこからこの市場で勝利するためのKSF(Key Success Factor)は何かを導く
ためのフレームワークなのです。
競合と比較して自社の問題点を特定したり
競合がまだ対応できていない成功要因を見出したり
が、できるようになるというわけですね。
みなさんも3C分析で、自分のマンガを改善できるようにがんばってください。
さて、今回は環境分析の最上位のフレームワーク、SWOTと3Cを見てきました。
次回は、もう少し環境分析にまつわるフレームワークを見ていきます。
まとめ
・環境分析では、フレームワークを利用して集めた情報から、自分なりの仮説で新しい示唆を出すことが重要
・環境分析の最上位のフレームワークは、SWOTと3C(好きな方を使いましょう)
・SWOT分析では、外部環境と内部環境の組合せから、新しい示唆を導ける
・3C分析では、市場(顧客)に対し競合がどう対応しているのかを見て、自社をどう改善するかを考える
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