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知られざるVRの世界#02

皆さんこんにちは!
前回はVRの基本的なことについて紹介しました。
今回は実際にVRで遊ぶために必要な機材について紹介していきます。
 
-VRの種類
VRには大きく分けて「一体型」「PC接続型」の2種類が存在します。この2種は使用するHMDの位置をどのようにして捉えるかという点で分かれます。それぞれに利点欠点が存在するので見ていきます。
 
・一体型
 一体型のメリットはHMD単体で動かすことができるという点です。本体さえあればケーブルやPCなどがなくてもVRの世界に入ることができます。HMDを被るだけで遊べるため比較的自由に動き回ることができます。また、必要であればPCと接続して負荷の大きい処理をすることも可能です。この場合有線、無線の両方で行えます。値段も4万円程度からと比較的安価に抑えられる点もポイントです。
 
 一方でデメリットは性能に限界があるという点です。一体型のVRはコンパクトな本体に収めるために、あまり重い処理を行うことができません。
 また、HMDから見える範囲しかコントローラを認識できないという点も注意が必要です。HMDに搭載されたカメラとコントローラに搭載された各センサーから本体の位置と、コントローラの位置を認識するため、体の後ろや物陰に入った場合、精度が大きく下がります。
 ですが、これらのデメリットは改善することも可能です。性能についてはメリットで挙げた通り、PC接続することで問題なく動きます。Wi-Fi接続で遊ぶ場合5GHzに対応した接続機器を使うことで大きく遅延を減らすことができます。
 
一体型の代表的な機器には「Quest2」や「Pico4」等があります
 
 
・PC接続型
 PC接続型のメリットは高い精度と高品質な体験をできることです。こちらの場合本体の認識にはHMDとは別のセンサーを部屋の隅に配置し、そこから見える範囲で位置を捉えます。そのため体の影に隠れても捉えることができ、外部センサーによる認識のためより正確な捕捉ができます。また、ゲームについてもPC接続必須のため、PCの性能に依存して楽しむことができます。一体型に比べ、映像の鮮明さや入力の柔軟さなど機能が豊富であることもポイントです
 
 デメリットとしては有線接続必須の場合が多い点と、センサーから隠れた場合に全く動かなくなる点、値段が高いという点です。ケーブルで常に繋がれていると、行動範囲が制限されてしまい、没入感が損なわれてしまいます。値段についてはVR本体とPC本体の値段がかかるため高額になってしまいます。ですが、こちらも一部は改善することができます。ケーブルについては取り回しを工夫することで気にならなくなり、認識については外部センサーの数を増やすことで改善することができます。
 
PC接続型の代表的な機器は「VALVE INDEX」や「VIVE Pro2」等があります。
 
 
-最後に
今回は機材について紹介しましたが、いかがでしたか?
少しでも特徴が伝わっていれば幸いです。
それではまた次回お会いしましょう!