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プロ野球紹介〜セリーグ編〜#09 「これを知っておけば完璧!野球用語基礎知識」

 皆さんこんにちは!前回話した通り、野球用語基礎知識について紹介したいと思います。今回の記事が「プロ野球紹介〜セリーグ編〜」の最終回になります。是非、最後までお楽しみください!
 
 さて、早速、野球用語について紹介していきたいと思います。皆さんは野球を見ていて「わかりにくいな」と感じることが多いのではないかと思います。WBCなどを見ていてもそれは感じたのではないでしょうか。私も野球を知らなかったことは正直よくわかりませんでした。しかし、この記事を読めばバッチリになるので安心してください。これでチームのことも、選手のことも、リーグのこともバッチリだと思うので、是非、現地観戦や中継で野球を観戦してみてください。
 
 まずは、ポジションについてです。野球のポジションは9つで確定しています。まず、ポジションを語る上で野球のグラウンドについて紹介しなくてはなりませんね。画像を載せておいたのでこれを見ながらなんとなく理解していただければと思います。

 野球はホームベース(本塁)と言われる白い五角形のやつから90度の扇形に広がっています。そして、広がる扇形の先には白い正方形の奴があります。それぞれホームベースから見て右側がファーストベース(一塁)、左側がサードベース(三塁)です。そして、本塁、一塁、三塁がそれぞれ正方形の頂点になるように白い正方形のセカンドベース(二塁)が真ん中にあります。では、なんとなくグランドについて理解できたところで9つポジションを紹介します。
 1つ目はピッチャーです。ピッチャーは横長の長方形の白いやつがあるマウンドと呼ばれる場所にポジショニングします。マウンドは山になっている場所でそこからピッチャーはバッターにボールを投げます。
 2つ目はピッチャーの投げる先にいます。大体ホームベースの後ろくらいの位置にいます。役割は基本的にピッチャーの投げたボールを取ることです。また、バッターに打たれないように次にどのコースにどの球を投げるかなどの作戦を立ててピッチャーに伝えるという重要な役割でもあります。
 この二人は、バッテリーと呼ばれています。続いて内野手と呼ばれるポジションを三つ紹介します。
 3つ目はファーストです。ファーストは一塁の近くで守っています。主な役割は送球を受けることです。
 4つ目はセカンドです。大体、一塁と二塁の間から数歩後ろへ下がった位置にいます。
 5つ目はショートです。大体、二塁と三塁の間から数歩後ろへ下がった位置にいます。
 6つ目はサードです。三塁の近くで守っています。
 内野手と言われるのはこの4つのポジションです。残りは外野手と呼ばれます。
 7つ目はセンターです。二塁からかなり下がった場所にいます。
 8つ目はライトです。セカンドよりももっと後ろにいます。
 9つ目はレフトです。ショートよりももっと後ろにいます。
 これで全部です。守備の時は必ずこの役振りである程度位置を決めて守っています。
 
 次に攻撃です。バッターは全部で九人。守備で紹介した人たちがそのまま行います。九人の中で順番を決めて、その順番通りに打席へ一人ずつ向かいます。この順番通りぐるぐる回します。四番打者の四番とはこの順番のことですね。四番目に出てくるバッターということです。
 バッターは相手のピッチャーが投げたボールをバットでとりあえず打たなくてはなりません。打球が転がるべき場所は扇形の中でなくてはいけません。それより外れてしまうと、ファウルと判定されてしまいます。
 少し、ピッチャーの話に戻りますね。ピッチャーはストライクゾーンにボールを投げなくてはなりません。下の画像の黄色で囲われたところの中がストライクゾーンです。大体横幅はホームベース、高さはバッターの膝から胸までと言われています。

 野球にはカウントというものが存在します。ピッチャーが黄色の中にボールを投げるとストライクカウントが1増えます。また、入っていようがいまいがバッターが空振りをしてもストライクカウントが1増えます。さらに、先ほど紹介したファウルの場合も1増えます。これが三つになるとアウトとなり、バッターの攻撃は終わり、次のバッターになります。因みに、ツーストライク(ストライクカウントが2の場合、ファウルになってもアウトにはなりません。)しかし、ストライクゾーンから外れてしまい、さらに、バッターがバットを振らなかった場合、それはボールとなり、ボールカウントが1増えます。このカウントが四つになるとフォアボール(四球)となり、バッターは無条件で一塁に移動します。
 さて、攻撃の話に戻ります。バッターはこの攻防の中でボールを扇の中に打たなくてはいけません。
 バッターが打球を打った時、どうなるのか説明します。バッターは打ったと思ったら、一塁を目掛けて走ります。
 しかし、バッターが打ってからノーバウンドで守備がキャッチすると問答無用でアウトとなります(高い山形の打球はフライ、直線の打球はライナー)。因みに、ファウルでも落ちる前にキャッチできたらアウトにできます(ファウルフライ)。打ったバッターはベンチに戻ってもらいます。次にバウンドしたとしても、バッターが一塁に辿り着く前にボールを持った守備の人が一塁を踏むとアウトになります。バッターはベンチに戻ってもらいます。基本的に内野やピッチャーが取った場合、アウトになることが多いです。ファーストが取ったら、自分自身で一塁を踏みにいきます。その他の内野やピッチャーが取ると先に一塁を踏みながら待っているファーストに向かってボールを投げます。これは内野ゴロと呼ばれます。しかし、内野が取れず、外野手の方まで行ってしまうと基本バッターの方が先に一塁に辿り着きます。これをヒット(安打)と呼びます。ヒットになったバッターは一塁に留まり、次のバッターが打席に立ちます。つまり、フォアボールとヒットは同じような結果なんですね。また、仮に外野の頭を越したりすると、バッターは二塁、はたまた三塁まで走ることがあります。これをそれぞれツーベースヒット(二塁打)、スリーベースヒット(三塁打)と呼びます。さらに、グラウンドの柵を越えるとホームラン(本塁打)となります。本塁打は三塁さえ越して本塁まで無条件で走ります。攻撃は、バッターが本塁まで戻ってくると一点となります。つまり、本塁打で一点確定です。バッターが塁上にいる場合、それをランナーと呼びます。ランナーがいる場合、ランナーを本塁まで走らせるのがバッターの役割です。
 攻撃はアウトカウントが三つになるまで攻撃を続けることができます。野球ではこの攻防を18イニング(18回)つまり表裏(先攻後攻)9回行います。
 
 以上が野球の基本用語の解説でした。これでなんとなく試合の流れはわかるようになったのではないでしょうか。伝え忘れていましたが、緑のランプがボールカウント、黄色のランプがストライクカウント、赤のランプがアウトカウントです。
 はい、気を取り直して、これで試合を見ても流れが理解できると思います!しかし、フォースプレーやクロスプレー、インプレー、バント、スクイズなどやかましい用語はまだたくさんあります。これはまた次の機会に紹介できればと思います。
 
 とりあえず、「プロ野球紹介〜セリーグ編〜」はこれにておしまいです。この記事を通して「野球見たくなった」や「野球について理解が深まった」と思っていただければ幸いです。そう思った方は是非、現地観戦や中継で一度野球を観戦してみてください。特に現地の熱気はすごいので一度体験してみてほしいです。因みに、現地に行けない時のおすすめは前回紹介したアプリ「野球速報」か、野球中継をしている「DAZN」ですね。
 
 では、皆さん今までありがとうございました。次は現地でお会いしましょう!!