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ゲーマーによるゲーム布教 #5 - Lobotomy Corporation

【Lobotomy Corporationとは?】
 韓国のゲームパブリッシャー『Project Moon』開発のローグライクシミュレーションゲームです。「SCP財団」からインスピレーションを得て開発されたこのゲームは未知のモンスターやアイテムである「アブノーマリティ」からエネルギーである「エンケファリン」を抽出し、毎日のノルマを達成して50日目を目指すゲームとなっています。1日が経過するごとに新たなアブノーマリティが収容されます。
 
 プレイヤーはこのエネルギーを抽出する会社「Lobotomy Corporation」(以降L社)の管理人となり、秘書の「アンジェラ」や管理職の「セフィラ」、社員の「エージェント」「オフィサー」に指示を出しクリアを目指します。
 
 
【Lobotomy Corporationの魅力】
 このゲームの魅力として、「セフィラ」「アブノーマリティ」「試練」が挙げられます。
 
 まず、セフィラです。L社では大量のアブノーマリティを管理するため、「コントロールチーム」「情報チーム」「教育チーム」「安全チーム」などの10個のチームから構成されています。それぞれのチームを管理するため、管理職であるセフィラが配属されています。以下の画像がそれぞれのセフィラである「マルクト」「ケセド」「ホド」「ネツァク」です。イラストがよいのはもちろん、それぞれの個性や癖が詳細に描写されています。
過去や悩みなどの背景ストーリーが最高です!!

画像引用 - https://lobotomy-corporation.fandom.com/ja/wiki/Sephirah

 次にアブノーマリティ。アブノーマリティの魅力として「ビジュアル」「管理方法」「ストーリー」が挙げられます。
 
 まずビジュアルが素晴らしいです!!以下の画像のような恰好よく、可愛く、ワクワクするアブノーマリティが多数存在します。

画像引用 - https://lobotomy-corporation.fandom.com/ja/wiki/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%AA:ALEPH

 次に管理方法。アブノーマリティからエンケファリンを抽出するためにはお世話をしてあげる必要があります。プレイヤーは職員に「本能作業」「洞察作業」「愛着作業」「抑圧作業」のいずれかを指示することができます。アブノーマリティはそれぞれ好みの作業と嫌いな作業があり、機嫌が良くなるとエンケファリンを多く生成します。しかし、機嫌を損ねてしまうと職員を殺してしまったり、脱走してしまったりします。また、アブノーマリティによっては特殊な管理方法があるアブノーマリティもいます。例として管理番号「O-05-102」の管理方法「O-05-102が脱走した場合、O-07-103と同じ空間に揃うことは防がなければならない。」が挙げられます。もし揃ってしまえば.......。
プレイヤーは好みの作業や管理方法を探り、うまく管理してあげる必要があります。
 
 さらに、一定数の作業を行うと試練が発生します。「黎明」「白昼」など4種類の難易度と「琥珀」「深紅」「緑青」「碧」「紫」など6種類の色の組み合わせからなる試練では様々な能力を持ったモンスターを鎮圧する必要があります。これがこのゲームの難易度を跳ね上げ、面白くしてくれます。上手く鎮圧出来なければアブノーマリティ達も脱走し、職員が全滅することさえあり得ます。
 
 そしてストーリー。アブノーマリティには全て背景のストーリーがあり、それを仄めかすフレーバーテキストが散りばめられています。悲しい過去もあれば幸せなストーリーもあり非常に面白いです。1体のアブノーマリティのフレーバーテキストを紹介しましょう。

●      "貪欲の王が卵の形をしている時、その中で薄っすらと笑みを浮かべている少女の姿を見ることができます。"
●      "多くの職員が貪欲の王が卵型の何かに閉じ込められたと勘違いしますが、本当は彼女が自分自身をそこに閉じ込めたのです。"
●      "貪欲の王にある光り輝く琥珀色模様は、 作業している職員を魅了させていきます。"
●      "貪欲の王は黄金のコインのように輝いています。"
●      "かつて彼女が愛したかもしれない世界は、もう貪欲の王が残らず食べてしまいました。"
●      "貪欲の王は、かつて黎明のような赤い瞳をしていましたが、 今では貪欲に飲み込まれ、何も残っていません。"
●      "貪欲の王は、空腹に耐えきれず、 自分自身も食べ始めました。"
●      "貪欲の王の空腹が収まる時、 それは全ての終焉の時でしょう。"
参考文献 - Lobotomy Corporation攻略wiki, The King of Greed, https://lobotomy-corporation.fandom.com/ja/wiki/The_King_of_Greed#%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC

【最後に】
 このゲームはストーリー・イラストがとくに良いゲームです。全てがネタバレになるような内容なのでうまく説明ができなかったですがとにかく滅茶苦茶面白いのでやってみてほしいです。ただ、難易度はかなり高く、私は157時間プレイしていますがまだクリアできていません!!
 先日のRTA in Japanでも走られていたのでネタバレを気にせず、興味があればぜひ見てください!!