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走って楽しい、走らんでも楽しい

林田章紀@対馬です。

昨日から対馬市の委託事業である小中学校の出前授業が始まった。

小中学校の学習指導要領体育分野にある「陸上競技」にゲスト講師として入っていくことが主である。その狙いは楽しい陸上の普及にある。

これまでは走ることの楽しさ、走り方が上手になる面白さを伝えることに必死になっていた。授業の締めは定番の全員リレー。「最後は全員でリレーをしよう!じゃあ、チーム分けするよー!」走りたい子も走りたくない子も関係なしに走らせていた。”走ることって楽しいでしょ”と押し付けていたのかもしれない。なぜなら自分が走ることが得意だったし、走ることが好きだったから。実際にはそんな子どもばかりではない。

昨日の出前授業では「最後はリレーするよー!走りたい人ー?」こんな調子で聞いてみた。そうすると30人くらいいる子どもの約半数が「はーい!はーい!」と手を挙げた。残りの半数は下を向いて俯いている。「じゃあ、走らん人には走る人を応援するお仕事がいくつかあるよ!」そう続けると、残りの半数の子どもたちは顔を上げてくれた。最終的にリレーは今までにない程の盛り上がりだった。

これからも走ることの楽しさは広めていきたいが、それ以上に走らんでも楽しめる陸上の楽しさを子どもから大人まで広めていきたい。まだまだ始まったばかり、まずは対馬の子どもたちから。

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