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ジャガパティさん来日ファンミーティングレポート②「僕のどこが好きなのか言ってごらん❤️」

ジャガパティ・バーブさんのレポートの続き。
1回目はこちら。

今回はジャガパティさんの趣味や習慣などプライベートな話題がメイン。映画のセリフの実演や、ファンからの告白タイムについてもレポート。


悪役の時イメージとは打って変わって、優しくて穏やかなジャガパティさん。今回は彼の趣味や愛用のグッズ、習慣などプライベートな話題がテーマ。参加者の目の前で行われた実演の様子もレポート。

愛用しているフレグランスのブランド

ここからは質問コーナーに移る。開始前に参加者から集めた質問を通訳のSeciliaさんが読み、ジャガパティさんが答えていく。

最初の質問はどんなフレグランスを愛用してるか。
「こんなプライベートな質問大丈夫?」と気遣うSeciliaさんに、「いいよ、いいいよ」と快諾するジャガパティさん。

彼の使っている香水は「ティファニー」だそう。

推しの愛用している香水を知りたいし、あわよくば同じものを身につけたいという気持ちはよくわかるから、質問者と心の中でがっちり握手した。
種類まではわからなかったけど、メンズのティファニーのフレグランスという時点でだいぶ候補が絞られるから探してみたい。

(ジャガパティさんと接近した方の情報によると、ほのかにウッディ系の香りがしたとのこと)

日本に興味を持つきっかけになった映画とは?

30年前から行きたいなと思っていたけど、今回初めて来日されたジャガパティ・バーブさん。そもそもどうして日本に興味を持ったのか聞かれると、

「日本の映画を観て行きたいと思っていました」と答える。
やっぱり世界の黒澤明監督の映画だろうか。
Seciliaさんが「タイトルは?」と質問すると、ジャガパティさんはちょっと首を振りながら微笑んで言った。

「わかんない……」

素直すぎる発言に客席から「うふふ」という笑いがこぼれる。
「日本語の本を買ったから、次に来るときは言えるようにします」とジャガパティさん。必ずまた来てくださいと心の中で伝える。

何を買ったの? 日本のお土産

日本で買ったものについての言及もあった。
「僕は家にあまり物は置いていないけど、日本の物を持って帰って飾りたいと思っているよ」というジャガパティさん。
「みなさんの写真も飾りたい😉」という発言にキャッと喜ぶ我々(笑)。

Seciliaさんに「日本で何を買ったんですか?」と聞かれると、彼はちょっと小首を傾げて、笑いながら答えた。

「テキーラグラス……?」

全員心の中で「いやそれ、日本のものじゃないですよ😂」とツッコミを入れたと思う(笑)。

日課にしていることはタバコとヨガ

続いて「日課は何ですか?」を聞かれると、ふふっと笑いながら「タバコ」と答えるジャガパティさん。

お気に入りのタバコの銘柄は多分「Davidoff(ダビドフ )」とのこと。
Davidoffはスイスのラグジュアリーブランドで、「シガーのロールスロイス」と言われる究極のシガーブランド。

この写真で吸っているのがDavidoffかはわからないけど、こういう太い葉巻を扱っているブランドで、ジャガパティさんのイメージにぴったり。

タバコ以外にも健康的な日課があって、ヨガを習慣にしているそう。
「日本は仏教国ですよね」と前置きした上で、彼はこう言っていた。

「ヨガを通じてブッダと出会うことができます。
そしてヨガを通じて自分と対話し、向き合うことができます。
ヨガを通じて、自分を分析して自分を知ることができるのです」

参考:ヨガをしているジャガパティさんの動画

もう明日から絶対ヨガしようと思ったし、タバコも吸おうと思った(単純)。

テルグ語で囁いてほしい愛の言葉

ここまで英語でお話しされていたけど「テルグ語でお話してください」というリクエストがあった。

Seciliaさんが「皆さんもテルグ語でお話しされるの聞きたいと思うのでちょっとテルグ語をお願いします」というと、「何がいいかな?」と迷っている様子。Seciliaさんが何か提案すると、首をフリフリする。

彼が「నేను నిన్ను ప్రేమిస్తున్నాను(ネーヌ ニンヌ プレーミストゥンナーヌ)」と言うと前列の方々がワーッと嬉しそうな声を上げた。

おそらく通訳もしてくれたと思うけど、歓声にかき消されたのか、席が後方だったせいか聞きとれなかった。

後から友達に聞いたら「あなたを愛しています」と言っていたそう。
推しの母国語で愛を伝えられるなんて、もはやプロポーズ(?)。
その場で理解できていたら卒倒していたかもしれない。

目の前で演じる迫力満点のジーテンドラ

テルグ語の流れから、映画のセリフを言ってくださることに。
作品は彼のキャリアの転換点となり再ブレイクのきっかけとなった『レジェンド』。
2014年発表の映画で、ジャガパティさんはジーテンドラというキャラを演じて、「悪役賞」を受賞している。

画像:当時のインタビュー記事より引用

ライバルを挑発するために誘拐してきた女性に対して、ジーテンドラが「私の家で辛いものを食べるのかどうかは私が決める。お前の生殺与奪の権利は私が握っている」というようなことをいうシーンがある。
そこを再現してくれるそうだ。

「今からすごく大きな声を出すので、うるさかったら耳を塞いでくださいね」と自分の耳を覆うジェスチャーをしながら言うジャガパティさん。

椅子から立ち上がると、長身をほんの少し前かがみにする。
始終柔和だった表情からスッと笑みが消えた。
虚空の一点をぎらぎらとした目で睨め付ける。
眼光鋭い"ジーテンドラ"の顔だ。
セリフを口にした途端会場の空気がビリッと張り詰めた。

↑クリックで動画該当部分に飛ぶ。これを見てぜひその場の様子を想像してほしい

ジャガパティさんって、地声にエッジボイスの混ざったかなり特徴的な声質だと思う。凄みを利かせる時には声のエッジが強くなり、ゴロゴロと遠雷のような音が喉の奥で轟く。

彼がとんでもない声量でセリフを言い切ったときには、全員雷に打たれたような衝撃を受けた。

水を打ったように静かになる会場に、微かにすすり泣く声が漏れる。
あまりの迫力と、憧れのスターが目の前で演技してくれたことに感動して泣き出す人がいた。

「僕のどこが好きなのか言ってみて?」ファンの公開告白タイム

フワッとまた元の優しい表情に戻り、熱い拍手の中で椅子に腰掛けるジャガパティさん。
穏やかな顔だけど、頬がほんのりと上気している。
感動している私たちの反応を見て、ちょっと悪戯っぽい表情で言う。

「君たちが僕の悪役を気に入っているのはわかったけど、他にどんなところが好きなの?」

彼は参加者から直接聞きたいと思ったらしく、マイクをラオさんに手渡して「客席に回して」というふうに目線を送った。

希望者がジャガパティさんの好きなところあげていくことになり、周囲から「ヒィッ」という悲鳴や「そんなことってある?」と囁く声がした。
推しに面と向かって、「あなたのここが好きです」と伝えるなんて、過呼吸で今日が命日になってしまいそうだ。

ラオさんが客席の間の通路を歩きながら、目の合った人や手を挙げた人にマイクを渡す。私は思わず目を伏せてしまった。だっていきなり好きな人に告白しろと言われているようなものだから、ちょっと心の準備をさせてほしくて。

他の参加者があげていったことを、ここに思いつく限りあげていく。

最初は「印象的な目」や「魅力的な声」、「ロマンスグレーの髪」「髭」「プレジデントを演じたときのナイスボディ」など、単語で好きなことをあげていく方が多かった。

「ピンクが似合うところ。もっとピンクのお洋服を着てください」というファンには、ジャガパティさんも微笑みながら「わかった、着るね〜」と言っていた。

「かっこいい役柄とはギャップのあるインスタグラムのお茶目な投稿」が挙げられると、彼は「えっ、そんなところまで見てるの?」と少し驚いていた。もちろん! と大きく頷くファン多数。

それから、作品のキャラクターや演技について賞賛する声も。
「『Hitudu (2015)』で演じたシータラーム役は、繊細で静かな演技が印象的だった」という方には、「自然体の演技を心がけた」とジャガパティさん。

「『Lakshya(2021)』で、競技アーチェリーの選手である主人公を見守る師匠役が好きだった」という人には、身体的ハンデのあるキャラクターを演じる上で苦労したエピソードを話してくれた。

https://www.youtube.com/watch?v=b41AG2eBiYM

みんなの萌えポイントに「わかる、わかる」と共感しつつ、「私も勇気を出して伝えたい。よし、次は手をあげるぞ」と決意した。
その瞬間、告白タイムは終了し話題は別のところに移ってしまう。
もっと早く手をあげれば良かったと臍を噛む。

インド関連のことはいつも突然やってくるのだから、いつチャンスが来てもいいように準備しておかないといけない。たとえ準備不足でも、チャンスが巡ってきたら臆さず飛び込んでいかないといけないと痛感した。

(つづく)



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