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早稲田本屋案内3

五十嵐書店

五十嵐書店も、古書現世同様、早稲田の古本屋といえばという店ではないでしょうか。古書現世から1・2分歩いたところにあります。

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五十嵐書店 外観

地下1フロアと地上1フロアの2フロア構成。1階は歴史、文学と和本。非常に明るく入りやすいフロアでした。少々棚を物色した後、地下へ進む。地下は国文学や日本史の専門書(と言っても吉川弘文館の人物叢書があるなど、専門書以外もありましたが)がずらり。書誌学関係、とりわけ近世~近代出版史に関する文献を見つけてしまいました。どうやら自分はこの本屋、1階よりも地下フロアの本の方が刺さるようです。軽く話をしながら本を選ぶ。近代の出版史を見るなら、結局は近世出版史も見なければならない、橋口侯之介の本は取っ掛かりにいいなど。京都の書籍商に関する文献も出していただきながら、記録に残すことは重要だという話もしていました。地下フロア、研究者向けの本であるために基本的には値が張るものですが、目的の本、結構探しやすいかもしれません。

今回買った本

今回買った本は。『東京書籍商伝記収覧』(青裳堂書店)。日本書誌学大系の中の1冊です。このシリーズ、全巻欲しいくらいと思っていましたが、やはり非常に値が張る本でした。個人的にはこの本、非常に面白いものだと思ったし、今後使えるだろうと判断し、購入。貸本屋である大惣に関する文献もこの日本書誌学大系には収録されているようなので、こちらも是非欲しいものです。



店舗HPは↓

五十嵐書店の本、『五十嵐日記』は↓


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