「あたしを彼女にしたいなら」って言いてえ~

散歩のお供にSpotifyをシャッフル再生にしてるんやけど、久しぶりに「あたしを彼女にしたいなら」を聴いた。何回聴いてもええ曲やな、これは。

コレサワの曲は「たばこ」が一番好きなんやけど、まあ今回はその話は置いといて。
「あたしを彼女にしたいなら」は、西野カナの「トリセツ」的な曲で、私を彼女にしたいならこういうことやってね、やらないでねっていう条件をひたすら列挙するんやけど、これがまあ可愛い上にめちゃくちゃ共感すんのよ。個人的にはトリセツよりも共感ポイントが多い気がする。もちろん私自身は条件いっぱい突きつけれるほど出来た女じゃないし可愛くもないねんけどさ。

まず「好きなものが一緒よりは嫌いなものが一緒の方がいい」。これはマジやと思う。人によるけど、基本「好きなもの」って際限なくあるやんか。でもどうしても「嫌いなもの」って、割と数えられる程度しかないと思う。そこが一致してなかったらかなり苦痛じゃね? 私はどっちかというとインドアでなるべく日の光に当たりたくないタイプなんやけど、デートの度にキャンプ連れていかれたらおそらく発狂するもんね。
あと「あたしを彼女にしたいならスッピンまで愛してね」とか。私はかなりメイクに時間かけまくる方なので、別人級とまではいかんでもかなりメイクで顔が変わってまうのよ。出来れば顔を重視せんでほしいわな。とは言ってる私はクソ面食いなんやけどね。説得力皆無。
「『生まれ変わっても一緒』『この手は離さない』とかダサいからマジでいらない」も、聴く度「分かる~!」ってなる。クサい台詞はお呼びでない。こういうこと言う奴ほど、しぶとく死なないしすぐ手離す。知ってる。
そんでこの曲の最後の最後、「いつか終わりが来ることを心得て愛してね」が最高。全体的にこの曲に出てくる「あたし」、めちゃくちゃ強気。だって「あたしを彼女にしたいなら」って言えるってすげえ自信よね。その自信の最後がこれ。
この「終わり」って何を想定して言ってんだろうね。こんだけ強気な「あたし」だし、もしかしたら将来別れることを想定してんのかな。「こっちからフるかもしれんけどよろ」ってこと? つえ~女! でもこんくらい強気の女はもう一周回ってクソ可愛いな。
もしくは死に別れることを言うてるんかな。こんだけ強気なこといっぱい言うといて、最後添い遂げた時のことも考えてんの? それはそれでめっちゃ可愛いな。どっちにせよ、この全ての歌詞が最後の歌詞のフリになってるんやないかってくらい強いラスト。

これくらい言える女になりたいな。ほんまに。今の私なんか、「あたしを彼女にせんときや」っていう曲しか作られへんもんね。「女々しいしメンヘラだし料理は下手やしすぐ太るし顔も良くない、可愛げの欠片もあらへんからやめとき」っていう歌詞しか書けん。さすがに可愛くなさすぎる。

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