見出し画像

金沢旅行をした話

まず、1月1日に能登半島付近で震度7の巨大地震が発生しました。
被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。


さて、12月の27から29日まで、職場の福利厚生を使うために金沢まで旅行しました。
普段旅行記なんて面倒くさいから書かないのですが、前回の江ノ電巡りが予想以上にインプレッション数稼げたので、味を占めて再び綴ります。


金沢にした理由は、北陸に行ったことがないから。
なので、特に見に行きたい観光名所とかはありませんでした。
強いて言えば、雪を見たい(冬なので
普段雪が降らない地域なので1年に1回くらいは雪を見ておきたいですね。(横浜市在住)

あとは、日本海を見てみたいって言うのもありました。
横浜住んでいるので、海はいつでも見られるのですが、どうしても見る海は太平洋(というか東京湾)
“日本海の荒波”ってのを目の当たりにしてみたいですよね。

というわけで、全く予定のない旅行へレッツゴ!!


まずは東京駅へ。
東京から1本で金沢まで行けるようになったので、金沢に行く人がかなり増えたみたいですね。
斯く言う自分もそう。

新幹線まで時間があったので東京駅をぶらぶらします。

新幹線ホームはごった返しているのに人一人いない空間を発見。
これは凄い。
ちなみにここにあったのはトイレだけ。
地下の飲食店っぽいところと繋がっている改札もありましたが、それにしても人がいない。
多分トイレもガラガラだと思うので、お急ぎの方はこちらをお使いください。

新幹線に乗車。
よく分かってなかったのですが、3時間近く乗ることになるようなので、
どうせならグリーン車に乗ればよかったなと後悔。
今のJR東日本ってグランクラスって言うグリーン車の一個上のグレードまで存在してるんですね。

特に行く宛もないので、朝は家でのんびり。
なので時間的に新幹線内がちょうど昼時です。
昼食がてら駅弁を食す。

割と新しい車両だと思うのですが、こんなものを発見。
確かに目が見えない人は自分の座席を探せないですね。
これからの時代はこれがデフォルトになるのでしょう。

金沢駅に到着です。
異国の地に着いたらまずは路線図をパシャリ。
この日初めて知ったのですが、そろそろ北陸新幹線が敦賀まで伸びるみたいですね。
これからは福井も行きやすくなりそう。

最終的に北陸新幹線は大阪を目指すみたいなのですが、
これで北陸ルートからも東海道ルートからも東京→大阪が可能になりますね。
そんなことよりも東京で東海道新幹線と東北新幹線を直通させてほしいですが…

とりあえず駅前をぷらぷら。
この広場で何かイベントやったりするらしい。
ライブとかやることあるのかな?

冬は西高東低の気圧配置で日本海側は天気が悪くなりがちですが、この日は曇ってはいるものの雨が降ることはなさそうでした。

少し散歩がてら宿を目指して荷物を置きに行きます。重い…

宿で何か面白そうな場所はないか探していると、「内灘砂丘」と言うものを発見。
どうやら砂丘があるそうです。
砂丘というと鳥取のイメージが強いですが、日本海は砂丘ができやすいのか。
日本海も見に行きたかったし、ちょうどいいでしょう。
内灘砂丘を目指します。

内灘砂丘までは地元のめっちゃローカルな電車に乗って内灘駅まで。
そこから15分くらい徒歩で移動します。
砂丘の少し手前にショッピングモールがあったのですが、その辺から地面に砂が紛れ込み始めて驚きです。風で飛んできたのかな?

ちょっと曇りくらいの天気だったので、雲間から光が差し込んでいる風景が見えて神秘的。

流石は砂丘。
非常に広いです。
もっと砂漠感があるのかと思いましたが、要するに「めっちゃ広い海岸」でした。
冬場なので誰もいないし、ゴミがすごい。

日本海らしく波も激しくて、サーファーには堪らないんだろうなと思ったり。

ぼーっと海を眺めていたら、波が打ち寄せてきて
一歩下がったのですが、自分の後ずさるスピードよりも波が打ち寄せるスピードの方が速くて、「これは、津波なんて来たら逃げられないな」なんてことを考えたりしていました。

この時はちょうど干潮どきだったのか、マップを見ると自分が海のど真ん中に。

ちなみに、ここから対岸は中国大陸で、とても目視できるような距離ではありませんでした。
日本海でかい!!

そして、日本海って言うとサスペンスで出てくるあれをイメージしていましたが、ここは普通の海です。
湘南と変わらない。

後で職場の後輩から聞いたのですが、福井県の東尋坊という所がサスペンスのあれらしいですね。今度行ってみたいです。(新幹線も止まるようになるし)


ずっと海を眺めていたら流石に寒くなってきたので戻ります。
帰りがけにパン屋さんを見つけたのでチョコパイを購入。小腹を満たします。


金沢駅に帰還。
今回使った北鉄は地下に着いて、改札を出るとめちゃくちゃ広いホールがあります。
多分、何かしらのイベントとかも催されるのだろうと。

写真は次の日に撮ったものですが、同じ場所に金沢駅のジオラマがありました。
本当に駅の周りがこのジオラマ通りなのですが、こんなことができるのも地方で土地に余裕があるからなのだろうなと感じました。

立ち退いてもらう人も少なく済んで、街全体が新しい変化を受け入れてくれる都市が成長を見込める都市なのだと思います。
それでいて金沢は昔ながらの歴史も重んじているので、かなり成功した街と言えそうですね。

地上へ出ましょう。
晩御飯を探す旅へ向かいます。

地元のラーメンをいただきます。

お店、入り口と出口が違っていて、一方通行になっていました。
こんな感じで古い民家風な佇まい。
長屋を改築したのかも。

金沢駅を少し南へ行った所ですが、この辺は古い街並みが残っていて非常に面白かったです。

まだまだ雪も残っている。

こんな感じですね。
まるで京都のよう。
こう言う街並み、風情があっていいですよね。

金沢駅を出てすぐのところにはこんな感じの門があって、観光名所っぽいです。
午後8時過ぎだと言うのに、いろんな人が写真を撮っていました。

こんな感じで1日目終了。
そこそこ楽しむことができました。

北陸といえば日本海の幸。
というわけで、次の日は海鮮料理を食べに行くことにします。


2日目
朝は金沢名物の豚汁的なやつ
と金沢の野菜を使ったらしい天ぷら
ホテルのご飯も地元の名物を重視しています。

この日は快晴。
冬の北陸とは思えない天気です。
絶好の散歩日和!
ただ、天気予報は夜から雨で、実際に雨が降ってきました。

金沢城を目指しつつ、お昼ご飯を探しに行きます。
昨日も見ましたが、やはりこの“城下町感”が良いですね。
昼間に見ると余計そう感じます。

近江町市場は色々な海鮮料理がその場で食べられるようです。
北陸といえば蟹!なので蟹ちらしです。
久しぶりに蟹を食べられて満足

特に予定もないので、ご当地城を見に行きます。
金沢の城は金沢城。
近江町市場からも近いです。

歩いて行ったので、一般的な入り方とは違って裏から入って行った気がします。

金沢城公園の隣には尾山神社があります。
尾山神社も非常に貴重に価値のある場所のようですが、あまり見ることができませんでした。
後で戻ってこようと思ったのですが、他がボリューミー過ぎてそんな余裕もなく。。。

おそらくこの道路になっている部分が昔はお堀になっていたのでしょう。
金沢城公園全体を道路が囲っています。

この橋は鼠多門橋
最近改築したらしいです。
近くのカフェで休憩していた時、店員さんが「あの橋光るらしいのよ〜」「えー、そうなんですか〜?」なんて会話をしていました。
光るらしいです。

中に入ると日本庭園がお出迎え。
まるでアクションゲームのステージみたいです。

この先の道とかも歩いてみたいですが、ここから先は立ち入り禁止のようで残念…
とても風流で雅な感じがして、確かにこんな場所に来たら俳句とか読みたくなるなと感じました。
昔の歌人とかは詩を考えるためにこう言う場所へ足繁く通ったのでしょう。

外国人観光客がほとんどで、ロシア人の教授っぽい人が一緒にいた人に色々と説明していたのですが、僕なんかよりも全然詳しそうで驚きです。
日本文化の研究者とかなのでしょうか。

城は大抵軍の要塞になりがちです。
もちろん金沢城もそう。

金沢城公園は跡地だけで天守閣は復元されていませんでした。
いずれは復元しそうな感じがしましたが。

おそらくこの方角に本丸があって

反対のこちら側が二の丸だったのだと思います。
今はとても広い広場になっています。

カラス。
西の方に行くとハシボソガラスが増えるらしいので、ハシボソガラスかも。

金沢城公園の隣には兼六園という場所も併設されています。
こちらも(こっちの方が?)文化的に貴重な場所っぽいです。

兼六園と金沢城公園の間にかけられた橋。
間を自動車が通っていて、歴史と現在が入り混じった不思議な感覚。

直前まで知らなかったのですが、兼六園は入園料がかかる様子。
しかも周りをウロウロ歩きながら変な入り口から入ったので、僕が着く直前まで入り口に係員がいませんでした。
危うく無銭入園してしまうところだった…

天気予報通りちょっと雲が出てきた。

雪が積もった際に除雪作業がスムーズに進むよう、ところどころに傘がかかってるようです。

この辺の木、桜らしくて春頃はめちゃくちゃ映えるんだろうなと思いました。
そういう時期は人がやばそう…

遠くに銅像を発見。

まさかのヤマトタケルノミコトでした。
ヤマトタケルノミコトは漢字で書くと日本武尊なんですね。
日本と書いて「ヤマト」と読むらしい。

そんなこんなで歩き疲れたので戻ります。
流石に帰りも歩いて帰るのは辛かったのでバスに乗ることに。

金沢周辺を走っているバスはほぼ全て金沢駅へ向かうのですが、
逆に種類が多すぎて同じバス停でもバスの止まる位置が微妙に違って乗るのが大変でした。
観光地あるあるなのでしょうけど、地元の人からするとなかなか不便そうですね。

この旅で初めて知ったのですが、ゴーゴーカレーは金沢発祥。
この黒いルーにトンカツとキャベツと言うのが金沢カレーの特徴らしいです。

と、言うわけで夕ご飯はゴーゴーカレーへ。
駅で近くの店舗を調べてみると、まさにそこにありました。

チェーン店なので正直横浜でも食べられますが、こう言うのは地元に行くことに意味があるのです。

因みに金沢店限定のカレールーがあったので、やはり行く価値はあったようです。
今度横浜でもゴーゴーカレーに行ってみます。

ゴーゴーカレー然りラーメン花月然り
「地方の飲食チェーン店」感と言うのは独特のものがありますね。

宿に戻るついでにホテルで食べるおやつをコンビニで買いましたが、ここでいよいよ雨が本降りに。
かなりギリギリのタイミングでした。
朝はあんなに晴れていたのに…

金沢城に来ていた観光客も「こんなに晴れてるのに今日雨降るの?」と疑問を投げかけていました。


3日目。
この日の目標は「家に帰ること」
と、言うのも、「行きと帰りでルートを変えよう」と言うことを想定していました。
東京駅から自宅までが遠いというのと、行きも帰りも同じ経路だとつまらないというのが主な理由ですね。

行きは青
帰りは赤

大きな差はないものの、多少は行きよりも時間がかかります。
長い旅になりそうです。

その前に気になっていたことが。

昨日からポケモンセンターの袋を持っている人とよくすれ違っていました。
これは、この近くにポケモンセンターがあるという証拠!
早速ポケモンセンターへ向かいます。

旅の名物、ご当地ポケセン巡り
ポケモンセンターカナザワです。

ポケモンセンターカナザワ限定の商品もあり、
北陸の漆器だそうです。

欲しかったのですが、高すぎ&使い道がないで断念。
あまりに綺麗な漆黒で写真を撮ってる姿が反射しています。

店員さんと
「横浜から来たんですか!WCSやってましたよね!行きたかったなぁ」といった会話をしました。気さくな方でした。


そしてもう一個気になったことが。
昨日蟹ちらしを食べている時のこと。
隣のおじさんが食べているのどぐろひつまぶしがおいしそう…

と言うわけで、改めて近江町市場へ…

ドドン!
予想よりも大きくてビビりましたが、それ相応の浅さでした。
あんまり多いと食べきれないのでこれくらいがちょうど良いです。

「のどぐろ」ってなんやねん!!
思ったので調べてみたところ、意外と怖くてビビりました。

食べ終わったので改めて駅へ。
果たして電車には乗れるのでしょうか・・・

帰りは特急「しらさぎ」に乗って名古屋まで行き、そこから新幹線に乗ると言うルート。

行きの反省を生かして、折角なのでグリーン車にしました。(グリーン車しか空いてなかった)

金沢駅でどら焼きを買っておきました。

初日は休憩をしたくてカフェを探したのですが、全然見当たらず、「金沢はスタバも無いんか!」とキレていましたが、僕のいた場所が悪かっただけらしく、金沢駅周辺はそこら中にスタバがありました。

地方の駅あるあるだと思うのですが、
基本的に車社会で通勤電車なんて使われてないので、駅に停まる電車は特急ばっかになりがちです。
特に金沢駅は京都方面、米原方面、そしてその逆向きと四方八方に特急が向かうので駅にもしょっちゅう特急が停まっています。

3時間近い乗車を終え名古屋へ。
あとは新幹線に乗るだけです。
結局移動だけで半日近くかかってしまいました。(実際には5時間程度)


以上が今回の旅行記となります。
冒頭でも書きましたが、この数日後に北陸地方で大きな地震が発生してしまうことになります。

被害に遭われてしまった方のためにも、
この記事を見て少しでも「北陸っていいなぁ」と思った方は是非足を運んでみてください!
実際に被災地に向かい、そこで色々は買い物をするのが一番の支援です。


では、次の記事をお楽しみに!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?