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初回面接はめっちゃ大切。どのくらい大切かと言えば、一人の人の10年の時間分です。

初回面接というのは、支援者のあなたにとっても、もちろん、相談者にとっても、初めて直接会う機会です。
支援者のあなたにとっては、担当する利用者様のうちの一人になるか、ならないかというだけかもしれない。この人どんだけ時間かかるんやろー、軽いケースだといいけどなーーと思うことがあるかもしれません。
反面、
相談者にとっては、福祉という聞いたことはあるけど、よくわからない存在の
初めて会う人、
支援者
があなたになります。

福祉の担当者の冷たい対応を受けたあとかもしれない。「そういうのは相談員に聞いてください」みたいな。
調査の担当者の事務的な対応を受けたあとかもしれない。「〇〇できますか、できませんか。他はどうですか、できますか、できませんか」
先に見学した事業所担当者のなんでもまるごと大丈夫みたいな不安を感じさせるような対応を受けたあとかもしれない。「とにかく、受給者証をもらってきてください」

福祉って冬みたいに、冷たいんだな、受け止めてもらえないんだな、って思ってしまった相談者にとって、温かいカイロみたいな支援者が必要な場合がある。

自分のイメージ作りをしっかりする。
初回を丁寧にすることは、その後の支援にも影響が強くでる。
初回は、自分自身を出さずに、理想に近い支援者の演出をすること。

連絡先、連絡方法は明確に。
連絡する時間帯の確認。してもらう時の確認をする。
これが丁寧という意味です。

時間をたくさんかけることが、丁寧ではない点にご注意。

聞き取りについては、テクニックになるので、ここでは割愛します。

テクニックについて、少し触れる。
顔をしっかり作ること。
鏡を前にマスクをつけて、練習する。
普通の顔をしてみる。怒り顔をしてみる。笑い顔をしてみる。
何か変わりますか?
数分でいいので、そのまま黙って鏡を見てみよう。
怖くない???
無言の時間の使い方って、コミュニケーションの手法としてあるのだけど、あれは、マスク前提じゃないんだよ。
表情は、通常は5段階くらい用意をする。
( 一一)
(^^)
('_')
(-_-;)
(# ゚Д゚)

マスクすると、
目から下は、
白しか見えないよ。
だから、目を普通は見るのだけど、初めて会う人の目をずっと見るのは疲れるのだ。だから、自然と目を見ないから、マスクだけを見たり、顔全体を見るようになる。

だから、
(^^)/
身振り手振り
ジェスチャー

声は音量で表現するんだ。
相槌も
丁寧に返す
 つまり、それはこういうこと?私の理解あってます?

大げさに返す
 それは、怒れてきますよねー
 それは、そんなことあるんですかー
 すごー、がんばったんですねー

ドンドン、テクニック的になってきたから、
ここで終わり。

初回面接をきちんと支援者がしないことで、10年その人の暮らしが不幸になるかもしれない。福祉に対して不信感を持ってしまい、10年相談できなかったという話をいくつか、私は聞いてきました。

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