魂の声を聴く
推し目当てで購入した雑誌に、「魂のパターンを知り向かうべき道を導き出す」いう特集があった。
こういうのはすぐに試すタイプである。
生年月日を用いた簡単な計算により導き出された数字によって9つのタイプに分類される。またメインパターンとサブパターンの組み合わせによって、前世との関係性などより詳細な診断が可能だ。
メインパターンはビジョナリスト。
洞察力と妄想力に長けているというのは、昔から周りの大人に言われていたのでやぶさかではない。
一般的に30代まではサブパターン、40代からメインパターンとなるらしい。
しかし私の場合、2つのサブパターンが同じ数字になるため、サブパターンをクリアしないことにはメインパターンが活かせないという課題持ちである。
サブパターンはパフォーマー系アーティスト。
パフォーマー系アーティストとは何ぞや。
この手の占いや診断で、向いている職業が挙げられることがある。
だいたい私は「新興宗教の教祖」「占い師」などが昔からよく書かれている。
そのため一時期、本気で占いについて学ぼうとしていた頃もあった。
別府の母と呼ばれる日が来るのだろうか?
さて、昨日はとても嬉しいことがあった。
前回、記事にしたアルバイトの大学生だ。
ロスジェネ世代の私とコロナ世代の大学生。
重なる部分があり幾度となく就活について話をしてきた。
昨日もいつものように話していると
こっそり教えてくれた。
「実は…」
「エントリーしました!」
もちろん、当社だけでなくいくつかの候補の一つとしてだろう。
それでも、嬉しかったし励みになった。
「いつかここでフルタイムで働いてみたいなと思っていたんです」
そんな声を聞いたような、舞いあがってそう聞こえただけのような。
初恋の勘違いのような。
春の夜の夢のような。
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