ないものねだりを辞めたい。

大人になってからハマった漫画の一つにゴールデンカムイという漫画がある。
キャッチコピーは「冒険・歴史・文化・狩猟グルメ・GAG&LOVE和風闇鍋ウエスタン!」…とこれだけの説明ではどういう漫画か伝えられないと思うが、私の文章力ではとてもこの漫画の魅力を伝えられないと思うので、公式サイトのリンクを貼らせていただく。

刺青の囚人の一人に家永カノという囚人がいる。
他の囚人にも言えることだが、彼女(実際は老齢の男性だが)は自分の欲望に忠実で、「同物同治」を信条としており、例えば「美しい声が欲しい」と思ったらその人の喉を食べて美しい声を手に入れる、などの殺人行為も躊躇なく行う。

そんな彼女が言っていた「結局ひとは無い物ねだり。欲深いです。」 という言葉。確かにその通りだが、一応人間には自制心がある。他人の命を奪ってまで手に入れることはしない。しかし家永、あるいは他の囚人のように自分の欲望に忠実すぎると罪を犯すまでになってしまうのかもしれない。

手に入らないものは、手に入れる必要がないものなのだ。
他人から奪ってまで手に入れようとすれば、その罪は自分に返ってくるのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?