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2020年4月14日 落語でちょっと泣いた日

今日から交換日記がスタートします。二人しかいないとはいえ、トップバッターは緊張しますね。

ベタに一日何していたか書こうと思ったんですが、今日は休みで洗濯掃除くらいしかしなかったので、さっきまで観ていた落語のことを書こうと思います。

今日はニコニコ超会議で柳亭小痴楽(こちらく)さんと桂宮治(みやじ)さんの二人会でした。本来ならば違う会場で実際にお客さんを入れて行われていたはずの二人会ですが、このご時勢でオンライン配信に。家でレモンサワー片手に二人の落語を腹を抱えて笑って楽しんでおりました。

今日出ていた小痴楽さんは私が落語に時折通うようになったキーマン的存在で、有名な歌の歌詞を借りると「あの日あの時あの場所で小痴楽の落語を観ていなかったら…」とまで言ってもいいのかも。その日の話をしよう。

新しい元号発表の日、私は浅草演芸ホールにいました。2年の時を経て二回目の寄席。浅草でお酒飲みながら寄席に行きたいな~とふと思い立って、缶ビール2本とチューハイとお弁当を仕入れて向かったのでした(お酒が飲めないところもあるのでお気をつけ下さい)。チケットをもぎってもらうと同時に、演芸ホールのおっちゃんに「今ちょうど元号発表しているから見ていきな!」と、同じく演芸ホールスタッフのお姉さんのスマホの小さい画面を3人でのぞき込む。「…これ、なんて読むんですかねぇ?」この光景がおかしくてなんだか今日はいい日になりそうだなと感じたのを覚えています。

昭和元禄落語心中の漫画をきっかけに一度寄席に足を運んだものの、あまりピンとこずだったので(あとからその日の番組によって自分との相性があるのだと知った)、今日も下調べせずに来ちゃったけどどうだろうと半ば不安な気持ちで開演を待つ。寄席は一般的に、前座さんから始まり、落語だけではなく漫才だったり小唄だったり講談だったり曲芸や紙切りだったり、いろいろな出し物と落語がコンスタントに入れ替わります。確かその時小痴楽さんの出番は中入り(途中休憩)前。噺が始まった途端、自分の中でこれハマるわアンテナがピンっと立ったような気がしました。

…さて、どんなところが面白かったのか…その日小痴楽さんがなんの落語をやったかを実は酔っぱらってしまって全然覚えていません。…というしょうもないオチなのですが、その日そんな状態のわたしの脳裏にもはっきり小痴楽さんの落語によって「落語めっちゃおもろい」という経験が刻まれたのであります。

そこからまずは自分が好きな落語家さんを見つけるために寄席に通ってみようから始まり、少しずつ自分にとっての落語を楽しむスタイルがこの一年でひよっこではありますがだんだんと出来上がってきました(と同時に寄席でほろ酔い状態を保てるお酒の本数も極めた)。

小痴楽さんの落語を観るとあの日の「落語めっちゃおもろい」のわくわくそわそわした気持ちを思い出します。きょうも言わずもがな。それに加え、今日は宮治さんが「久しぶりに落語ができて嬉しい、やっぱり落語やるの好きだ」とちょっと泣きそうなっていて少しもらい泣きしてしまった。そんな一日でした。

今日はここで終わりにします。おやすみなさい。

今日観た落語メモ:宮治…初天神/小痴楽…両泥 そのあとMXで鯉八…にきび


【連絡欄】おふくろAへ…課題曲のコードを調べたらいろんなパターンが山ほど出てきて練習迷子になってしまったので助けてください…。あといつか落語観に行きましょう。


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