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アンチ・アンチエイジング


アラフォーからアラフィ世代の方
がとても関心のあるであろう
テーマ白髪やアンチエイジングについて

わたしは、アンチエイジングという言葉に
反応してしまいます。アンチ、の部分に。
アンチエイジングに、あえてアンチをつけたら
またまた、抵抗感満載なんですが。

アンチエイジングを
グッドエイジングに変えたいと
ずっと思ってました。
それが自分の使命みたいに感じて
40代初めの頃はそんな活動もしていました。

今回はまた更に歳を重ねて見えた
美容師としてのわたし、と
もうすぐ50歳のわたし、が書いてみます




白髪、どうしてますか?



ずっとケミカル(薬剤)を使っている方も
いらっしゃるでしょう。
わたしは職業柄もあり
当たり前に
約20年間カラーリングもパーマもしていて
素のままの髪色を思い出せないほどでした



若い頃は
(若いかたみなさんもそうですよね)
白髪もなかったし白髪が生えることへの対策も
考えたこともありませんでしたしね。


誰だって平等に歳をとるのにサイボーグか何かと思っていたんだろうか 。
いつかは、死ぬことを忘れて生きるわたしたち。




ずっと髪を染めていた理由は
「これがワタシ」だという、
アイデンティティのようなものかと。

ヘアスタイルに拘りがあったから
美容師になった、
その起源になってるのだから当然といえば当然か。



40代に入り、毛染めをやめたんですが
理由はひとつだけで


染める事が面倒に思えたからです


特に、ハイトーンのカラーリングしている方や
した事のある方はご存じの通り

地毛との差があるほど
根本が伸びると気になるし
ひと月で髪は約1センチ伸びるので
1ヶ月に一回のペースで染めなきゃならない


頭皮がヒリヒリしたり、匂いが心地よくないことって身体はちゃんと拒否反応起こすんですが
綺麗になるためなら気のせいにできるんですね

ただね、
身体は、正直です。ちゃんと知性を持ってます。



頭では平気、気にしない!と思ったとしても身体は少しずつ、違和感を感じてたんでしょうね、


もう、騙せない。ことに気づいてしまった。

ある日を境に
染める事が憂鬱だ!という身体からの純粋な訴えを頭が認めたとでもいうのですかね

降参した、感じですか。



染める、染めない、にしても元々選択肢はたくさんあります。
こうじゃなきゃならない理由なんてよくよく考えたらひとつもないのですが

染めるのは
もはや強迫観念みたいなものかと


誰か、ではなく
自分が自分に対する脅迫、ね。

ヘアスタイルに限らず
人生の選択は
全て自分が決める事だけど


恐れから選ぶ感じ。



恐れっていうのは
やりたいからやる、
じゃなくて

若く見られたい、歳をとるのは恥ずかしいとか、

つまり、自分が若くないことを否定したかった
(わたしの場合ですよ)


で、
若く見られたい、ならわかるけど
恥ずかしいって、なに?




良くも悪くもこれは
当たり前のように日本で生まれ、
当たり前のように日本で生きていたら
うっかりと染まってゆく最近の特有な
集団意識な気がするんですけどね

世代もあると思う

すぐに国のせいにするのもどうかと思うけど
日本独特の集団意識や同調圧力とかの類です




当たり前だと思い込んでる基準て
意外と当たり前すぎて気づかないんですね


白髪には老けて見えるし女として枯れた気がする
白髪を染めるのは当たり前
染めないなんて、だらしない

だから、アンチエイジングしなきゃ


こんな感じで、
若く見られる事が全てで年相応を受け入れる事は、人生諦めに入ることという暗黙の了解が??



これって謎の価値観だけど
ザクリと言うと
日本特有の、若いことに対する崇拝や執着なのかな


個人的に自分の痛いところを突かれた気がしたんですよね




もちろん執着が悪いこと、とかではないと
思ってます


若さや美しさに執着を持つのは自然な流れです。
いつまでも、若く綺麗でいたい!というのは
ごく当たり前の願望だし

そういう気持ちが全くなくなってしまったら
それこそ世の中のヘアサロンも必要なくなってしまう。


執着が、必ずしも悪いって事ではないんだけど
だけど無駄な執着って疲れるんですよね、
常になにかと闘っている気分だし

素直な感覚がわからなくなる。


特に、男性も女性も関係なく
若さに対する執着は
美しさや魅力からは
むしろ遠のくように見える。

そんな時に
映画
アドバンストスタイルを観て
ハッとしたんです。


若さ以外の魅力や価値って
どこまでいっても自分らしさ、しかないんだなと。

年齢とか、そういったカテゴリーを超えて
今の自分だけができる表現の仕方を知れば
執着からは解放されます。

今の自分だけができる表現の仕方、って
抽象的すぎますから、
もう一度改めて自己分析を改めてしてみると
意外な面が顔を出したりもするんですよ


若い頃とは違うからこそ、
似合うものが変わっていたりもする。
そんなの好きじゃなかったし
興味もなかったのに、、っていうものが
案外似合ったりもします。


「歳が重なっていくことは自分の捉え方次第で楽しくも苦しくもなる」


放置するんじゃなく、自分に合った方法で
楽しく育てよう




今では当たり前に
持続可能な。というサステイナビリティな
活動が普及しましたが


これらもただ耳触りがいいオーガニック
(という言葉も一人歩きしたり)にしたり

単にケミカルを自然のものに変えるってことではなくて


本質を見ていくと
なにが自分にとってポジティブに楽しめるのか?
で選んだものが結果、持続可能なものなんですね。


オーガニックだからいいですよ、って事でもなくて
身体や感覚に合うものはひとりひとり違うものです



そしてやはり
美しく年齢を重ねているように見える人を
観察してみると共通するのは
自分の感覚に嘘をつかないで生きている
こと



自分を生きるということは
自分の価値観と基準に従って行動することだから
周りとズレていたり一見怖いことに感じるけど
やってみればそんなに大したことじゃなかった、ってよくありますしね



人は、自分が思うほど見ていないし
見ても記憶に残ることは少ないですから


嘘をつかない、って部分を
占い的に分析すると、
1ハウス(自分自身が認識している自分)
月星座(無意識領域)
がこの葛藤を生む場合もあれば
生まない場合もあるかな、と。


どんな表現(ファッション全体)にすると、
自分の好みになるか?は
太陽星座よりも金星に現れやすいと思うし
あとは2ハウスも参考にするといいと思ってます。


自分の好みが大前提だけど
対外的にどう見られやすいか?は
やっぱり現代数秘のパーソナルナンバー(P)を
見ます。


パーソナルナンバーって
自分が本質的に持っている性質ではないけど
社会の中で人と関わる、という意味で
上手に使った方がいいナンバーです。


表層的な診断、目に見えるもの
・体型(ウェーブ、ストレート、ナチュラル)
・パーソナルカラー(スプリング、サマー、オータム、ウインター)
・顔形
・髪質

をベースに
潜在的な要素を使うのが
嘘のない表現、つまり年齢という枠を超えた
違和感のない魅力に繋がることを発見したんです


パーソナルナンバーをトッピング的に使ったり
好み(金星)や2ハウスも取り入れ
まだ、自覚のない(無意識、月星座)魅力を知る

このテーマは個人的に面白いし長くなるので
また別に書きます。




話は戻って
白髪染めをするときに頭皮が違和感を感じながらも綺麗でいるために我慢するしかない!と諦めているなら


ぜひその自分の感覚を大事にしていただきたいし
これまでの当たり前を見直す機会かなと思います。




最後に自分のケアをする、という素敵な本の紹介

ゆるめる
温める
巡らせる

自然のちからで「治る」わたしをつくる、
簡単セルフケアの本

鈴木七重 著

ビジュアルも美しいし
言葉も表現も、ツボすぎます。
情報量も膨大、それでこの価格!!
本棚の1番目立つ位置に置いてます。



身体の変化も出てくる年代ですが
無理せず、ゆるりとね、一緒にいかがですか。


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