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アーユルヴェーダとはなにか

古代インドには「ヴァータ」という壮大で奥深い科学がありました。私たちの目に見えない精妙な自然の法則を驚くほど深く緻密にとらえたもので、
音楽や建築などさまざまな分野を含んでいます。
医学である「アーユルヴェーダ」もそのひとつです。

食事で変わる心と体 アーユルヴェーダ食事法
理論とレシピ
香取薫・佐藤真紀子

サンスクリット語の「アーユルヴェーダ」
とは、日本語では
「生命の知識」「生命の科学」という意味

アーユルヴェーダの古典医書は、紀元前に詩のかたちで書かれました。驚くべきことに、そこには受精卵や遺伝に関する情報など、最新医療機器なしには
到底、知り得ないような知識が含まれています。
不思議というほかありませんが、アーユルヴェーダは、自然界をよくよく観察し、そこから導き出された壮大な理論によって成り立っているのです。

食事で変わる心と体 アーユルヴェーダ食事法
理論とレシピ
香取薫・佐藤真紀子


理論としては、このわたしたちが存在する宇宙にある全ての物質は、
「土、水、火、風、空」の五大元素によって構成されていて、この人体もこの五大元素の組み合わせからできていると考えます。


五大元素を元に
風に象徴される 「ヴァータ」風+空
火に象徴される 「ピッタ」 火+水
水に象徴される 「カパ」  水+土
というそれぞれ3つの「ドーシャ」と呼ばれる生命エネルギーが、自然界でおきる全ての現象を現していると考えます。


この、ドーシャのバランスがとれていれば健康、
それが乱れたときが病気と捉えられます。


季節によっても移り変わり、例えば
雨季、台風シーズン、冬季はヴァータの要素
夏季、秋季はピッタの要素
春季(冬)はカパの要素
が強まります。


例えば、わたしはヴァータが高めな体質です。
風が強い日はヴァータが特に高まるので
自転車なんかで外に出た時に
ヴァータが高まりやすく過多になり
冷え性や肩凝り、頭痛や便秘、疲労感などの症状が出やすくなります。
ですので、家に帰ったら
温かい飲み物を飲んだり、ゆっくりお風呂に浸かったり、オイルマッサージをします。


ヴァータの特質である軽さや、乾燥性を抑えるには
正反対である「粘性」や「温性」を体にとりいれるというしくみ。


自分自身の体質は生まれたときからある程度決まっています。
「体質」は受精の瞬間に決まり、一生変わらない。
自分だけの特性、個性とも言えます。


アーユルヴェーダの考えでは
わたしが惹かれる根本でもある
みんな違ってみんないい、という
全ての個性を尊重する体質論があります。

それは
当たり障りのない、ステレオタイプの主観が入った
みんな違ってみんないい、ではなく
それぞれが可でも不可でもない、
ただ存在するだけ、ノージャッジであるという
考えでは大きく違います。


自分の体質を知ることができれば、食べ物だけでなく、仕事や生き方などで迷ったときの指針にもなります。


自分を知ることは、相手の個性を受け入れやすくすることでもあります。自分が自分であること、自分を受け入れるとおのずと、相手も相手のままで存在することで良いのだと思えます。
その考えかたは人間関係のストレスを減らすことにもなります。


体質から繋がる生き方の知恵、知識。
壮大すぎて、学び終わることはなさそうですが、
なぜか惹かれてしまうアーユルヴェーダ理論。


Ayur          vindati                 iti             ayurvedah
生命を  見出す(得る)  これが アーユルヴェーダ


体と心をともに健康に保つ知恵。
アーユルヴェーダを暮らしにとりいれて2年。
自分の体に合うものを食べることから始めて
消化力に注意するようになっただけでも
取り入れなかった頃から比べると
だいぶ体質も変わりました。


例えば、疲れにくくなったり
嘘じゃなく、花粉症が軽減しました。
基本的な考え方や日常であった小さなことを
アーユルヴェーダ視点で捉えたことなど。こちらで発信していきたいと思います。


アーユルヴェーダのサイトを色々検索した中で
ビジネス要素のない、商品紹介ではないサイト。
簡易的ではありますが体質を知る参考になるので
ぜひ。無料です。

お読みくださりありがとうございます。


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