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80歳のおばあちゃんのルーティン

掃除が苦手なひと、好きなひとがいる。


掃除が好きなひとには理解されないだろうけど
わたしのように、掃除が苦手だと部屋のあちこちがよく散らかしっぱなしになる。
それにせっかく掃除を始めても
何か他にやりたい事があると、そっちに全集中してしまうから、掃除をしていてもまた違うことを始めたりして終わらない。

なんで?やればいいだけのことじゃん

ただの怠惰でしょ?と。と思われるだろうけど、ADHDの要素がある人間にはそれが難しく感じるのだ。
(病気とか特別とかいう意味で使っている訳ではないです)

※体質、気質が
多動的傾向があるような方は良くも悪くも
好奇心旺盛な反面、興味が散漫になりやすい、というように、全ての人は長短が表裏一体。


それで気にならないなら全然いいけど、
わたしにだって部屋を快適にしたい願望はある。


そんな時は、YouTubeに助けてもらう。
なるべく、掃除を楽しそうにやってる人。
ノウハウとか、憧れのライフスタイルとかおしゃれ映え系とかではなく
見た結果、掃除がしたくなっちゃうような動画を探した。

そんな中、80歳のおばあちゃんの毎朝の
お掃除ルーティン動画を見つけた。
おばあちゃんは一人暮らし。毎朝7時頃に起きて、トイレ掃除から始める。

トイレ掃除は毎日やる。だから全然汚れていない。
便器を洗う、便座を拭く、床を拭くけど、
毎日やってるから
「ささーっとなでるだけ」で済む。
使ったブラシは洗って毎日庭に干す。
ドアノブも毎日拭く。


その後、洗濯。シーツ、パジャマも毎日替える。
枕カバーははずすのが大変だから、薄いタオルを敷いて、それを毎日洗う。
「一人暮らしなんだけど、洗濯物の量は多い」と話していた。


そのあと、ご飯作って食べる。
すぐに、食器の洗い物。そもそも洗い物も溜めないから、洗った食器を干すかごも置いてない。


できあがった洗濯物を干し、
そのあと洗濯槽の手入れ。ふきんで残った水をなるべく吸い取る。これも毎日やる。
月の初めに、洗濯槽クリーナーで掃除をするとか。


そのあと、高い所のはたきをかけて、掃除機をかける。


こんな感じのおばあちゃんのなんてことのない
ルーティン動画なんだけど
見ていて思ったのは
このおばあちゃんが掃除をするのは
理由なんかなくて、
当たり前だからやっているだけなんだな、と。

当たり前、だからルーティン。


言葉遣いや話し方も丁寧で穏やかで。
品の良さが所作に現れていた。
何十年と、子供の頃から続けてきたのだろう。


しゃんとして生きているおばあちゃんは
顔出しもしていない、日常のなんてことのないことを動画にしているだけのにかっこいい。
別にオシャレとか、映えを狙ってるわけじゃない。
この歳でYouTubeやろう、って思うことも凄い。
背筋もピンと伸びていて
とても80歳とは思えない。
素敵な方でした。


YouTubeの恩恵って自分が素敵だなって
思う方に、直接会わずとも
出会えることですよね。


掃除をすると、気持ちがいい。
家の中が全部気持ちがいいと、
考えやアイデアも浮かぶ。
だから自分のために気持ちがいい状態にしていたい。
空間そのものが生きているように感じる。
死んだ空間は居心地が良くない、
だからわたしは掃除をする。


最初はこんな理由でもいいからわたしも始めて
まだ2日目。毎日トイレ掃除をすることと
洗い物はためないことは決めました。

実験的にやってみてますが
ズボラな自分より少しだけ気分は良いです。


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