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人間関係の手加減 (日記その110

・傷物語を観に行った。シャフト特有の演出を更に発展させて実験的に色々やっているのが見て取れて非常によかった。昔のヤクザ映画みたいな感じで「傷物語」のタイトルが出るの良い。
 阿良々木くんが軽率に自分勝手に人助けをしたことにちゃんと向き合えていて偉かった。大抵の人間はあそこまでの事をしでかしたら「こんなことになるとは思わなかった」とか「善意でやったんだから」とか言って自分の外側にある何かを使って逃げる。真の意味で自分の意思に基づいて行動したからこそ、彼は誠実に反省が出来るのだと思う。
 あと、エンドロールが流れている間、誰一人として途中で席を立たず最後まで観ていて「おまいら最高だ!」と感激した。それと、羽川翼さんの乳デカすぎ揺れすぎ。

・日記にジジイやババア等が登場する頻度が高すぎる。しょうがないじゃないか。平日の昼間に出掛けると老人しかいないんだから。

・同年代の人と話すよりも中高年と話す方が会話が上手くできる。そんな自分に「僕は精神年齢が高いから上の世代の人と話が合うのかも」と思い上がった考えを持っていた部分が数ミリだけあったけど、たぶん違う。中高年は僕のような若造にあまり期待していないというか、人間関係を手加減してくれている。同年代から向けられる期待がない分、中高年との会話がやりやすいのは当然だった。なんというか、そういうイージーモードの人間関係で調子に乗らないように気をつけたいと思った。年下とか関係なく全力の拳を叩きつけてくる狂戦士の老人もいますけど。

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