ディサロ選手のゴラッソで１－１

Ｖ・ファーレン長崎戦 (2023年3月4日) 試合情報

３節は０－１からの試合終了間際、ディサロ選手によるとてつもなく素晴らしいゴールが決まり、１－１の引き分けに終わりました。

詳しい試合経過は公式アプリで他のライターが執筆していますので、そちらをご覧ください。

この試合で注目すべきは、何と言ってもディサロ選手の「ゴラッソ！！」と言うべきゴールがきまったことです。サッカーに詳しくない方にもなるべく専門用語は使わないようにと気を遣っているつもりですが、この言葉はサッカースラングで、とてつもないすんごいゴールなどが決まった時に使われる言葉で、代替えの言葉が「スーパーゴール」？？ぐらいしか思い浮かばないのです。

右サイドからのクロスをクリアされたものの、それを白崎凌兵選手がダイレクトで縦パス。それも凄かったですが、ディサロ選手がペナ手前左よりでゴールを背に胸トラップして反転シュート。キーパーも胸トラップした瞬間わずかに反応しましたが、ダイレクトでクロスバーギリギリに押し込まれたため、一歩も動けず膝をついて、ボールの行く末を見送るのがやっとでした。

敗戦濃厚だった古巣との試合を維持で引き分けに持っていき、残り時間が短いのに、速いリスタートをうながし、次の点を狙おうとする姿に気持ちが見えました。めちゃくちゃかっこいい瞬間でした。

出遅れていた白崎凌兵選手と乾貴士選手がこの試合に復帰できたこともいいニュースではありましたが、開幕してから３試合勝ちなし。なおかつ３試合ドロー。勝点合計は３。３回も引き分けでやっと１勝と同じということ。１．５くれないかな？などと苦笑いしたところでレギュレーションは変わりません。改めて勝つことの重要性を痛いほど感じました。

と同時に、ゴール前、今季エスパルスはポゼッションサッカーをしボールをコントロールすることを意識していますが、ゴールチャンスを得るシーンは得てしてカウンターや球際、攻守の切り替えが速い時。つまり得点チャンスで決めるという当たり前のことを理由にあげないで考えるのであれば、もう少しボールを奪った後、昨年はざっくりサンタナ選手にいいボールを放り込むことで得点していたように感じますので、ポゼッションとボールを奪ってからの攻撃への切り替えしとのバランスや判断が整ってくればもっと優位に試合が進められるようになるのかなと感じています。

もちろん、こんなにメンバーがいるのに…J１基準なのに…という声はたくさん聴きますし、もどかしく、悔しいのは選手も同じだと思います。