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「携帯ショップにシニア対応要員を置け」という話に対する個人的見解。

4日ぐらい前にこんなツイートが流れてきました。

今回はこの件に関して見解を述べていきたいと思います。

そもそもの前提を理解しないなら、
スマホはおじさんにとって不要ではないか?

この件で一番真っ先に感じたことは、「最低限の知識を学ぶ努力をし、
必要であればショップやサービス提供元に助けを請います。」
ということがそもそも携帯やパソコン、インターネットを使う上での
最低条件であって、あなたがそれを理解していないのに、
一方的に「俺にわかるように程度を下げて説明するなどの配慮しろ」
って何様ですか?という話です。金払ってるから偉いみたいな意識での
客は神思考だと思います。全くを持って解せぬ。
一方的にキャリアに忖度を要求するのは間違っていますよね。

キャリアはちゃんと対応しています。
デバイスメーカーも専用機種作るなど対応してます。

この記事からは、このおじさんが何の機種を買おうとしているのかが、
分からないので憶測ですが、少なくともこのおじさんが、
携帯キャリアの説明を理解できないという時点で、
ほぼ100%セントの確率でスマホにすると詰みます。

携帯ショップはそんな高度な説明は原則としてしないはずで、
難しそうに聞こえる専門用語は、
スマホを使う上でよく耳にするワードであることが多いので、
それすら理解できないなら、買わないほうが精神衛生上良いと思います。

3世代電波の停波が近いから機種変更ということであったとしても、
ガラケーユーザーがスマホに変える必要性が見えてきません。
別にAndroidシステムで動くガラホで十分です。
らくらくホンという手もあります。

そもそもキャリアは無料でスマホ教室やってますし。。。

これについてのフォロワーさんからの反応

紅葉さんのご意見。たしかにそれはわかるけどさ、
なら、なぜ無自覚な拒否反応を覚えながらわざわざそれを買おうと
するのか。それもわからんものに月額数千から数万払うって、
普通に金の無駄だと思うんだけど。。。

はれのさんのスマホ過渡期説。
とりあえずはれのさんは過渡期というワード何にでも使いがち。
ちゃんと意味わかって使ってるのか不明なのでここではあえて触れない。

そもそもスマホという物自体の日本での初出は2005年の、
ウィルコム(現:ワイモバイル)W-ZERO3という機種であり

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Android搭載機種はドコモから2009年に発売されたHT-03Aである。

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iPhoneの日本初出は2008年にソフトバンクから発売された
iPhone3Gである。

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このことからして、スマホという物自体は15年も昔から存在しており、
いまさらそれを過渡期という言葉で括るのは無理がある。
過渡期だから知らないはせいぜい数年しか使えないと考えるのが
妥当であると思う。ある意味でその言葉は免罪符たりえるので。
田舎だから都会だからという地域差とその物やサービスの認知
することに関しての因果関係はない。
全国ネットのテレビCMで必ず数回以上は広告されていると考えるのが、
一般通念上ただしいので。
使えるか使えないかという話は、前提にその物やサービスを認知
していることという物があって初めて同列に定義できるものであり、
今回に関しては因果関係は成立しないと考えられる。

よって、はれの説は立証不能である。

さんぽみちさんのこれ。
結構的を得ていると思いますが・・・。

スマホが難しいと言うのはたしかに一理ありますし、
それには同意します。ですがガラホって言うなればガラケーと同じです。
システムが端末製造メーカーでなくGoogleになっただけで、
その他機能はガラケー大差ありません。

そもそもガラケーすら使えない人がスマホはまず使えないでしょう。
自分の知識レベルに合った端末を使えばいいだけの話であって、
それはガラケーからスマホ/ガラホに変わっても何も変わりません。

初期導入または機種変更時のデータ移行等に支援がいるという
意味であれば大いに同意できますが、検索ができない、データ消す、
周りに支援者が居ない。「だから専門説明員が必要」とはならない
のではないでしょうか?

このうち前者2点は無理しなければいい話で、
後者2点はお客様サポートに操作案内の専門部署があります。
大手キャリアはお客様サポート対しては、
専門説明員を配置している場合も最近増えています。

デジタル難民とは?

デジタル難民というワードが出来てきたので調べてみました。

結局情報格差が原因だけど、
情報に関しては情報弱者側が学ぼうという、
明確な意思を持って行動しない限り解決は不可能

なんですよ。結論から先いいえば。

上のツイートで、携帯/スマホは「インフラとして成立してない」
とまで仰っている、その意見は理解はしますが賛同は出来ません。
結局それは黙って口開けてたら餌が降ってくるという思考停止しか
生みませんし、少なくとも能動的に動いて情報をとってこなければ、
自分を守ることが出来ないというのは10年以上前から同じことです。

先程のはれのさん同様、都会だから田舎だからは関係ありません。
意識の問題ですとしか言いようがありません。
「蛇口捻れば水が出たりスイッチ1つで付け消し出来る電気とかと違って、
こんな複雑な社会インフラはない。」とも仰っていますが、
それすら蛇口をひねれば水が出る、スイッチ押せば電気がつくという
情報を得て、実際やってみて確認できてるからわかるわけであって、
受話器持ってボタン押せば電話かかるのと大差ないことですし、
重要な社会インフラであるから総務省が電波を管理しているのです。

インフラでないなら、
そもそも国が関与することは特別な事情がない限りありません。
そもそも今回の人はデジタル難民ではないと考えられます。
この記事を書くにあたって調べたところ、デジタル難民の定義は、

*自分で学習するなどの経験や努力を行っても理解が出来なかった人
*デバイスは既に持っているが使い方がわからない人。
※スマホ難民(スマホ持っているが電話とメール以外使えない人)とは別。

ということなので、今回のような自ら学ぼうとはしたくないが、
スマホのような現時点である一定程度普及している高機能大衆機は
所有したいという人間は該当しない。

まぁ、PCデポ高額解約金事案とかの問題もありますが、
あれは悪質ではありますが商売としてはよくあることです。
綺麗事を抜きにすれば対人接触は食うか食われるかしか存在せず、
食わずに助けるなどという商売は存在しないのですから。

情報格差については主に資金面、思考感情面、行動面という
三軸で語られることが多いですが、
冒頭の記事では「買おうとしたけど説明わからん」
ということなので、資金面ではないことになります。
思考と感情、行動については、本来個人意思に任せるべきであり、
その人が取った行動による責任はその人が取るべきです。

学ぶ気も覚える気もないならそのデバイスがない世界軸で生活して
くれて結構です。というのが私の考えです。
そもそもその年代がスマホが使えなくても国として困ることは
ないでしょう。
情報をスマホにプッシュ通知で伝えられないなら、
メールなり直接通知する仕組みを作るなりすればいい話ですから。

学ぶ気がある、覚える気はあるけど教わる人が居ないなら話は
変わってきますが、そもそも携帯ショップという1小売業者が、
果たしてそこまでしなければいけないという理由はあるのか。
そこを考えるとほぼないと考えられます。
そして、大手キャリアはスマホ教室を無償でやっていますので、
そういった施策を使うか否かは利用者が決めることです。

結論

携帯ショップに高齢者専門対応員を置く必要性はない。

必要であれば携帯ショップが実施するスマホ教室等を
便利に利用するか、そもそもガラホや簡単スマホ、
らくらくホンなどを用いればいい話。わざわざ人件費をかけて、
専門対応員を配置する意味合いは不明。

もし置くのであれば操作設定に関するサポート(有償)
として、別の収益機構として実装し、ショップにサポート
カウンターを設ければいい話かと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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