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【223/1096】「LGBTQ+と共に」のイベントで

223日目。今日は満月だそうです。東京は曇っていて月が見えなかったけど。


先日、ピルコンルームの主催の「LGBTQ+と共に」というオンラインイベントに参加した。

PALLETALKの編集長の合田文さんがトークゲストというので楽しみにしていた。
合田さんは書いているものとか、Twitterとかでしかお目にかかったことはなかったが、なんか好きな感じで。
実際のトークを聴いたら、やっぱり好きだった。

●「LGBTQ+」とは?
「LGBTQ+」とは、「L(レズビアン)・G(ゲイ)・B(バイセクシュアル)・T(トランスジェンダー)・Q+(クィア/クエッショニングなど、その他の多様なセクシュアリティ)」のことを指します。
※LGBTQ+という概念はありますが、シスジェンダー(出生時に割り当てられた性別と性自認が一致している人)や異性愛者も含めて「性の多様性」というパズルの1ピースです。

ピルコンホームページより

トークの中で、最初のほうに、
「個人が変わるか?社会が変わるか?」という考え方の違いについて提示があった。

LGBTQ+は、性のグラデーションの定義なのだけれども、11人に1人の割合でいるので、学校のクラスが35人だとしたら、一クラスに3人は該当する。
でも、みんながカミングアウトしているわけではないので、実際にそのようにふるまっているか?というとそういうわけではないのが現実だが。
現に今は、少数派に入っていると、社会は安全でなかったりする。

そして、まだメインにはなっていないかもしれないが、最近は、LGBTではなく、SOGIEと呼ぶように変わってきている。

私はこの考え方のほうが好きで、
SOGIEにはすべての人が含まれているからだ。
性的指向と性自認はすべての人が持っているもので、それがただ違うってだけなので。

性的少数者の話になると、どうしてもバイアス(偏見)の話がでてくる。

私たちは偏見や差別などないと思いたがる。
自分はそういうものはない、と。
私は自分が性教育を提供するし、性暴力被害支援のことも専門的なところで学んでいるし、これらのことについて、そうとう学んでいると思っているが、学んでいるからこそ、自分の差別意識、偏見につねに敏感にアンテナを立てていないといけないと思っている。
それに私は、本当についうっかり失言することが多い。
言ってしまったことは取り消せない。
だから言う前に気をつけようと思っているが、気をつけ切らずに失言する。。。
過去に何度もやっている。。やったことは二度としないように気をつけてはいるのです。。。
でも、失敗するのだ、ぜったい。

特に、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)は、意識下にあがっていないため、自分が差別・偏見しているという自覚がない状態で出てくるものだ。
それがない人間はいない。
そういうものだと思って学び続けるしかないし、気づき続けるしかない。

私は長年、マイノリティのほうの学びばかりしてきて、マジョリティのほうの学びはしてきていないので、マジョリティ(多数派、権力を実行できるほう)についての偏見が多いと思う。
例えば、「昭和のおっさん」的な人に対する偏見は自分の中に根強い。
彼らには話を聴いてもらえないし、自分の都合ばかり押し付けてくるし、パワハラやセクハラをしても平然としているという偏見意識がすぐ出てくる。
合田さんとブレイクアウトルームでお話しする機会があり、
「今までに相当根深く傷ついているので、そこは難しいところですよね。でも、そこを超えて対話していきたいですね」というようなことをおっしゃってくださり、ジーンとした。
私は、メインでそこの活動をしていくわけではないのだが、
諦めてしまうわけではない、ということを思った。

そして、本当には分かり合うなどということはないのだと思うし、それでもお互いがOKなところを探してともにいるということをしていくことができるのが人間なんだと思う。

「あなたのことがわかるよ」などということはあり得ないが、「あなたと一緒にいるために私たちがなにができるか」を考え続けること、一緒にやってみることはできる。

自分もマイノリティだったり、マジョリティだったりして、その時々で変化する。
誰かが固定の役割に押し込められるのではなくて、誰もが同じではなく誰もが違うということに開いていくように自分のできることをやっていきたい。

では、またね。

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