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【62/1096】伝えたいと願って、伝えていい

62日目。書きたいことがなくなるかも?と思っていたけど、書いていると次から次に書きたいことがあることに気づく。そして、消えてしまったものが戻ってきて「あ、あれはまだ書いてない」と顔を洗いながら思い出したりして面白いです。

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昨日、呼吸整体スクールで、上腹部をふわふわにして力みを完全に抜いた状態で動くというのをやって、その感覚をじっくり身体にしみこませている。朝起きたら、上腹部に力みが入っていることに気づく。この繊細さを身体は全部知っているのだと思うとすごい。
寝ているとき身体を横にしてしている呼吸と、立ち上がった状態になる呼吸は身体のエネルギーの流れが違うのだろう、と思った。
上腹部に力みが入り、みぞおちに力みが入っている状態だと、感情に乗っ取られやすなり、激情がおきやすくなる。感情に振り回されるのは、その身体の状態だからで、それをやめれば感情と距離が保てる。
それを体感する。
身体と心は本当に密接だ。切り離すことができない。
身体は心の状態も教えてくれる。
その状態だと、いわゆる俯瞰して自分を観ることができる。

小さいころから、繰り返し見ていた夢がある。
伝わらない、伝えられない、という夢だ。
たとえば、
とても重要なことを伝えなければいけない相手に電話をかける。
プッシュホンの電話で必死に番号を押すのだけど、最後の番号をいつも押し間違えてしまい、なんどもフックを押して最初から番号を押す。
どうしてもかけられない。
ずっとそれを繰り返して、泣きながら、伝えないといけないのにどうして押し間違えるの!とパニックになって泣き叫ぶけど、誰も助けてくれない夢。
とか、
追いかけてくる人たちから必死に逃げていて、それを誰か大切な人に伝えなくてはいけないのだけど、その人の前に行くと、口パクパクしているだけで何をどうしても声がでない。
なんとかして伝えなくてはと、メモを探したり、ボディランゲージしたり、手話みたいなことをしたり、本当に必死で伝えようとするのだけど、まったく伝わらなくて、泣いて泣いて、泣き叫んでも声がでない。追われていることと、伝えなくてはいけない相手がいつのまにか消えてしまうこととで、いつも絶望する夢。
とか。

今、思い出してもけっこう苦しかったことを思い出す。夢の中での苦しさがリアルで寝た気がしなかったものだ。
この夢、たぶん、5年くらい前まではけっこう見ていた。
忘れたころに思い出したように見る夢。
この夢を見ると夜中に苦しくなって目が覚めたり、次の日眠るのがイヤになったりした。
10代のころからずっと見ていたなあ。

最近は夜もぐっすり眠れるので(笑)、もうこういう夢はまったく見なくなったのだが、ふと、この夢を思い出した。
そして、「伝えたい」と願って伝えるを許してなかったかもしれない、と気づいた。

伝わらなくても仕方がない。
伝わらないから、あきらめる。
最初から伝わらないと思っている。

上腹部がふかふかになったら、これが出てきた。
ああ、もう伝えたい、伝わるように、願って伝えることを自分に許してよいのだな、と思った。

伝えたいと思って、言葉に出す前に、もう内側で、肚で動いている。
その繊細な、微細さに気がつける身体になっていると、身体が教えてくれる。
伝えるときも、身体の、呼吸の、エネルギーの流れに逆らわずに、そのまま伝えればいいのだ。
それで伝わらないときもあるかもしれない。けれど、何度でも、伝えたい相手には、伝えたいことを手渡していけばよい。
自分の内側に気づきながら。

そんなことを思った日でした。
ではまたね。






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