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【624/1096】読書会「50歳からの性教育」

村瀬幸治先生の著書「50歳からの性教育」を読んでの読書会に参加した。

更年期~誰もが通るその時期の過ごし方(高橋怜奈)
セックス~思い込みを手放して仕切りなおす(宋美玄)
パートナーシップ~相手への尊重と傾聴(太田啓子)
性的指向と性自認~LGBTQを知っていますか(松岡宗嗣)
性暴力~加害者にならないために(斉藤章佳)
ジェンダー~”らしさ”を問い直す(村瀬幸治×田嶋陽子)

目次より

目次だけ見ても、全50歳が読んだ方がいいね!って感じなのだけども、これを81歳の村瀬先生が書いてくださったことも感慨深い。

今の50歳が性教育を受けていたのは、40年~30年前くらいなわけで、それも包括的性教育ではなく、ごく一部の限られた知識を数時間のみ学校で教わるという感じだったので、本当に全50歳(50歳だけじゃないけど)にアップデートが必要だと思う。

読書会では、この本を読んでの感想や、自分の普段考えていることなどを話すことが出来、参加している方の意見なども聞けて楽しい時間だった。

私は、性教育の講座をやっているけれども、だからと言って、全部よくわかっている!というわけではなく、自分の中に矛盾しているものもあり、偏見も差別意識も持っている。
そのことを自覚しているのと、そうでないのはかなりの差がある。

「ノー」と言っているのに、それをノーと受け取ってもらえないことへの絶望感は果てしなくある。
「イヤだ」を明確に何度も何度も伝えても、それを「わかってる」「大丈夫だから」などと言われたり、無視されたりする。
その状態になったら、イヤだと言ってる側にできることは、逃げるか、我慢するか、諦めるかだ。

自分は権力を持っている、と自覚することはとても難しいが、性教育を受けることで、もしかしたらそうかもしれないと想いを馳せられるのではないか?とも思う。

性教育は、人を人として見る、人と人として関係性を育むために必要な教育だから。

子どもに教育する大人が知らない、できないことを教えることはできない。
大人にこそ、教育は性教育が必要。
その機会に、この本はとてもよい。

では、また。

今週金曜日10時からの講座はこちら↓
次回は、「多様な性」をテーマにやります。



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