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【788/1096】からっぽ、はあり得ない。

「自分は何にもなくて、からっぽだ」と虚無感に襲われていた。
その頃は、「このからっぽな私をなにかで埋めなくてはならない」と思って、必死になっていた。
からっぽだから、埋めなくちゃ!と必死に。
必死になればなるほど空回りしたし、必死になって埋めようとすればするほど苦しく、そして、何も埋まらないというループだった。

「今、この瞬間にいることができれば、その空白がうまる」とマインドフルネスを実践しはじめて、でもそもそも、空白を埋めようとしているので、マインドフルになってないっていう何と言うかギャグ?みたいなことをしていたし、この空っぽな自分がなくなればいいと思っていた。

「空っぽなら、そもそも自分もないのでは?」という問いは湧きもしなかった。

ただただ、からっぽで、むなしい。
それをなんとかしたい。
というだけだった。
なんとかしたくて、セッションを受けたり、セミナーを受けたりワークショップを受けたりといろいろした。
その頃、個人セッションを受けたときに
「もうからっぽとは言わないこと」って言われたのを覚えている。

呼吸・整体で学び始めて、呼吸から自分を知って、本当のマインドフルネスってこれかっていうのを呼吸に教わった。
そこから、自分はからっぽという感覚はなくなった。
空っぽな感じというのはそれ以来ない。

息をしているのに、からっぽなどどいうことはあり得ない。
あるから息をしているのである。
いま、この瞬間にしている呼吸に意識を向けるということの繊細さに震える。
この拡張と収縮、振動はたしかにある。
存在自体がなくなってないのだから、ただあるのである。

からっぽは、自分の思考なり、イメージなりで作っているものである。
過去や未来から今に戻るのではなくて、ただ今あるだけである。
あるところにいればいいだけ。からっぽなどはあり得なかったのだ。
あり得ないところで、あんなにもからまわっていたのかと人間ってすごい!と思う。
自分の過去だけど。

からっぽだなどと思ったら、
自分の呼吸と一緒にいてみたらいい。

では、また。

☆呼吸のお稽古をやっています。


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