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【363/1096】偏見に塗れていることに気づくこと

363日目。昨日で水星逆行が終わったはず!今日からスケジュールは良い感じに把握できるはず!と思ったが、やろうとおもっていたことを忘れた。そういう人ですよ、はい。


心理学用語で、「確証バイアス」と呼ばれるものがある。

確証バイアスとは、自分が信じていることに対して都合の良い情報ばかりを集め、都合の悪い情報を無視する人間心理をいいます。

心理学用語辞典(誠文堂新光社)より

つまり、自分が正しいと思うことを支持する情報には目が行き、否定するような情報は無視するということだ。
この結果、思い込みが強固になる。
「ほら、やっぱり」「どうせ」のできあがりである。

確証バイアスは、偏見を強めていく。
自分の言ってることは正しいを強化してしまうからだ。
レイシズムなどはその一例と言える。
偏見に塗れると、自分を正当化して、ますますそこに固執する。

そして、実はこの確証バイアスは、普通にしていると誰でもが陥りやすい。
だから、私たちは、思い込みでがちがちに固めず、バランスの良い健全さを保つためには、
「意識して自分とは違う別の考え方」を知るための努力をする必要があるのである。

「よかれと思って・・・」は、この確証バイアスに偏っているから起きる。
(相手のためによいことだと思ってしているので気づかないが、相手にとってはすごく迷惑なこと(イヤなこと、必要ないことなどなど)でしかない、というやつ。)

そして、そういうときに、違う考え方を提示されたときに、
「それは私とは違うから」
「それは特別な人の話でしょ」
「どうせできないし」
などと切り捨ててしまうと、さらに情報は入ってこなくなり、閉鎖して固まる。
するとますます気づけなくなる、というわけである。

これをこじあけるには、やはり、人の話をよく聴くということが大事だなと思う。
ほんとうによく聴く。
自分の価値観は横に置いて、「そういう考えもあるのか」「確かにそのように考えることもできる」と聴く耳を持つことから、自分のバイアスに気づくことが始まる。

こんな思い込みに囚われていたな。
こんなふうに凝り固まっていたな。
そんな風に考えたことなかったな。

などと思えるようになると、閉じて固まったものが、すこしずつゆるんでくる。
ゆるんできたところに、新しいものが入ってきて、バランスが少しずつ取れてくる。

これをやるのに手っ取り早いのは、「身体を緩める」ことである。
ここで、思い込みを外すのに、なぜ身体?と思った人ほど、身体を緩めてみてほしい。

身体が緩まると、新しい考え方を受け入れるのが容易になる。
身体が力んで凝り固まっているときに、何か言われたり新しい価値観に触れても、ぜんぜんびくとも入ってこないのだ・・・。
新しいもの、考え、価値観、可能性に常に自分を開いておくためには、身体には余計な力みがないほうがいい。

自分を大切にするというのは、自分の身体をやたらめったら力ませないということだなと思う。
癖だから、反射的にと無意識に力ませ続けてしまったら、偏見塗れのまま気づけないで一生終わってしまうかもしれない。

まずは、自分の呼吸をととのえよう。

では、またね。


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