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私が医者嫌いな訳

苦学生だった短大時代の2年間、喫茶店でアルバイトしていましたが、医師であるお客様から、うちで年賀状書きのアルバイトをしませんか?とお声がけ頂き年賀状書きと、事務のアルバイトを短期間させて頂きました。
ホテルのラウンジでお高いお紅茶とケーキのセットをご馳走になった事もあり、レコードを買ってくださったり。後から思うと危なかった^^;(そういう方だったのです)

私のガードが固い事を察したのか、無事何事もなく済みましたが(笑)

妹が、その病院に私のツテで就職しました。(姉のコネって凄くないですか→自慢ですか^^;)

その後私は就職を経て結婚し子供が生まれ、結婚生活が身体に合わなかったのか(苦笑)いつも体調が優れず、よく妹の病院に行っていました。
次男1歳前にちょっとややこしい病気で倒れ入院したけれどなかなか良くならず、その先生は漢方の先生でもあったのでこの状態で診察を受ければ生薬を出されるだろう、という流れに。
母もいろんな事で心労が重なり既にその病院で処方された生薬を飲んでいた事から、胃腸が弱い私には生薬は合わないかもしれないと、余計な助言をされました。

いざ問診。
やはり生薬を処方される事になり、不安な気持ちをそのまま伝えました。「飲めるか不安なのですが」と。
そうしたら、彼は烈火の如く怒り出し、「俺の(俺様の?)出す薬が飲めないというのか。主婦のくせに生意気な事を言うな!」とお叱りを受けました。

若い時なら泣いていたでしょう。
でも、あの時の私は唖然としてしまって、絶句して何も言えなくなり(同じ事w)その後の事は覚えていません。

妹や看護師さんから、「ああいう先生だから気にしないで」と慰められたけれど、涙は不思議と出ませんでした。ただただ何故ああいう発想になるのか不思議でした。

彼は、ある冤罪事件の被告を救う会の会長をしていた方です。そういう人が、ああいう発言をするのです。
苦学生だった私の事は好ましかったけれど、ただの主婦に成り下がった私の事は小バカにしていたのでしょう。
患者への対応も、好きな患者さんには1時間も時間をかけ、私は3分、いや1分診療。平気で差別をする方だという事がだんだんわかって来ました。

あの時の事がきっかけで、私の医者嫌いは加速しました。それまでも、整形外科でストレートネックだと診断した医者は「あーあ、どうしてこんなになったんだろえねぇ」と悲観的な言葉を浴びせてきたり、歯科では「何この歯並びは」と言われた事も。
「一生治らないかもしれないね」「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ」と言う先生がいたかと思うと、「大したことないのになんで来たの?」というお医者さまもいました。

毎日毎日似たような患者さんが来て飽き飽きしているかもしれませんが、それはどこの職場でも同じ事。
真摯に、シンプルに、ただ診断を下せばそれでいいのでは?余計な一言を発して鬱憤を晴らしたいのか何なのか。

そんなお医者さまが多いんです。
だから、かかりつけ医は口コミで探して、優しい先生を探して少し遠くまで通っています。

ところで、私と同じように生薬を飲んだことがある方はいらっしゃいますでしようか。
あれは最高にまずい薬でした。
生薬の入ったティーバッグ(Tバックではない)を鍋などで煮出して出来上がった真っ黒な液体をコーヒーカップ1杯分飲むのですが、
この世のものとは思えない不味さ臭さで、飴玉を舐めながら鼻をつまみながら我慢して飲みましたが、そんなに効いたという実感はありませんでした。

母の大動脈瘤をレントゲン検査で発見したのはこの先生でしたが、結果的に母は恐怖を抱えただけで、カテーテル検査をしたり、半年に1度の検査に私も付き添ったり。発見されなかった方が不安なく生きられたのではないかと意地悪な事さえ思います。

でも、たまにいい先生もいました。
母の検査の付き添いで、大学病院の血管外科で何人かの先生にお会いしましたが、感じの悪い先生が多い中、年配の偉い先生なのにとても物腰の柔らかい人格者な先生がおひとりおられました。たった1度しかお話しできなかったのが残念。でも、そんな先生がおられる事を知る事ができたのは嬉しかったです。
しかしながら、このような先生は大変珍しいのではないでしょうか。

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今日は、ヴァイオリンの弓の毛に松脂を塗ったり、編み物作品を袋に入れて値段付けをしたりして過ごしていたので(カフェ読書はお休み)下書きの記事を掘り起こしました。

愚痴っぽい記事で失礼しました。^^;
それではまた。
最後までお読み頂き
ありがとうございました❤︎