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親からされて嫌だった事

小学3年生くらいだったでしょうか。
夏休みに母の実家へ遊びに行っていた時の事。
夏休み明けに提出する作品として、海に沈む夕日の絵を描いていました。
水彩だったか、色鉛筆だったかは覚えてないのですが。
私が描いた絵を、
祖父と母が消しゴムで穴が開くほどゴシゴシと消して、
祖父か母がその上からすんばらしい絵を描いたんです。
提出後、その絵は見事、優秀作品として飾られました。
これが、私が大人(特に親)に不信感を抱いた最初の衝撃的な出来事だった気がします。

私の頑張りとか可能性とか
そんなのどうでも良かったのだと
薄々だけどわかった瞬間でした。
子供が誉められる事が
気持ちよかったんでしょうね。

まぁ私も人の親になって
同じような感情を持った事がないとは言えませんが。

今ハッキリ言えるのは、
親は、こういう事をしてはいけないという事です。

しそうになったら
気付いて軌道修正するといいと思います。
してしまったと気付いたら、心から謝ればいいと思います。

ネットがなかった昔は、自分の家庭のことしかわからなかった。
違和感を感じても従うしかなかった。
ネットのお陰で、他の家庭の事も垣間見ることが出来るようになり、人が普段全く意識してない深層心理の事もだいぶ知られてきて、ナルホドと思う事が多いです。

以上、11月7日まで約3ヶ月書いていたブログからの転載です。

母は11年前に他界しましたが、
父は認知症で施設でお世話になっております。

母は、70歳の時に動脈瘤がある事がわかり、9年存命しました。
無症状で社交ダンスを楽しみ、
社交ダンスの最中に動脈瘤破裂で急逝。
そこから、父の認知症が悪化し、
私の家庭内でも問題が発生し、
私は50歳をとっくに過ぎてからやっと、それまでの自分の人生と向き合う事になりました。

親との関係は今でもまだ解決していません。
解決したかったし、
本当は、生きているうちに、嫌だった事をちゃんと話して謝って欲しかった。
もうこの世にいないから、
自分の中でなんとか折り合いをつけるしかない訳ですが、…
これがなかなか出来ません。
たぶん、一生引きずって行くと思います。

親との関係が、あらゆる人間関係のなかで1番難しいのではないかと思います…