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手塚治虫さん♪サイン会で知ったお人柄

結婚して、まだ子供がいなかった頃の事です。
ある日曜日、丸善にて手塚治虫さんのサイン会があるという事を知り、2人で行きました。
確か午後1時とか2時頃開始で、私は、「ブラックジャック」の1巻を購入し列に並びました。
並んでた人は20人か30人くらい。
通常のサイン会ならそんなに時間はかからない人数ですよね。

ところが!
何十分経っても列が全然進まない!
2時間くらい待ったあたりで疲れて1度喫茶店へ。
4時過ぎに再度行ってもやはり列は多少進んでいるかな?という程度。帰った人もいたかも。
結局、やっと手塚治虫さんのお姿が目に入り、自分達の番が回って来たのは、夜6時か7時頃でした。

その時やっと、どうしてこんなに時間がかかったのかが判明しました。
そう。手塚治虫さんは、サインだけでなく、ひとりひとりに丁寧に漫画を描いてくださっていたのです。

手塚治虫さんは、まだ若かった私達を見て、こんな絵を描いてくださいました。

漫画の巨匠が目の前で、あの大好きなアトムとウランちゃんを描いてくれたのです。
「○○さんへ」と名前も書いてくださっています。

こんな方、いますか??

私達が休憩しに喫茶店に行って呑気にケーキセット食べてる間も、飲まず食わずでひたすら絵を描くそのお姿に私達は心の底から感銘を受けました。

あぁそれなのに、子供たちも読んでカバーはどこかへ(T . T)

お宝になっていたかもしれないのに。(いえ、売るつもりはありませぬ)

ブラックジャック、入手したのは結局この1巻だけなのですが^^;

✳︎✳︎✳︎

手塚治虫さんは、このサイン会の数年後、1989年2月に急逝されました。
未完となった遺作は、昭和のモーレツサラリーマンの姿を描いた「グリンゴ」という作品で、最後の6話はベッドの上でお描きになられたそうです。

勝手ながら、
手塚治虫さん全巻チャンネル【某】様のこちらの記事をシェアさせて頂きます。↓

「グリンゴ」読んでみたいと思います。貴重なお話ありがとうございました。


それでは、今日はこの辺で。
最後までお付き合い頂き
ありがとうございました❤︎


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