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逃げるという事

以前、「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマが大ヒットしました。

今思うと私は、随分前から「逃げる」事をやって生き延びて来た気がします。
社会人になって間もない頃はよく
休みの日にスケート場に行っていました。(←昭和ですね〜)

スケートは、学校で体験授業を受けた時は全く滑れず
苦手だと思い込んでいたのに、
友達に誘われて行ったところ(半ば嫌々^^;)
ある瞬間、スーッと滑れる感覚が掴めたのです。
「アレ?滑れる…」
自転車に乗れた時のような感覚と似ていたかもしれません。

それから滑る事が楽しくなり、
家にいても楽しくなかった私は(経済状況が逼迫していて、いつも家が暗かった。母がいつも泣いていた。この事についてはまたいつか書きます。)
毎週末ひとりでスケート場に通っていたんです。

あの頃、氷の上を滑る気持ちの良さだけが、私を幸せにしてくれていました。

そうやって、
嫌な事から逃げていた事で、
あの時私は救われたのだと思います。
その後スケートは辞めてしまったけれど、
人生のどこでも
私はいつも何かやっていました。
編み物や楽器を弾いている間は嫌な事を忘れる事ができたから。
いつでも必ず本を持ち歩いて、
時間があると何かしらの活字を追っていました。

そんな訳で、
今日も私は楽器を弾き、
編み物をしたり本を読んだりして
過ごしました。
今は特に嫌なことがあるという訳ではないので、「逃げている」つもりはないけれど、…

よく考えたら、
やりたくない家事ややらなければいけない事(書類整理とか)から逃げているといえば逃げていますね^^;