高見純代著「追憶の光」/崇高な愛の物語
仲良くさせて頂いている
高見純代さん のご著書「追憶の光」を読みました。とても読みやすい文章で、すぐに物語に引き込まれ読み進む事ができました。
story
過酷な現実に翻弄される主人公、優子。そして出会った2人の男性の間で心揺れる優子。
彼女はあまりに美しく、その容姿の美しさは内面から滲み出る本物の美しさ。その魅力に心奪われた旧知の仲である2人の男性と共に、運命の歯車が狂っていく。
私は途中二度、えっ…
と心の中で絶句した場面がありました。そして何度も涙しました。
今までこういう結末になった小説を読んだ事がなかったかも?と思わせる最後でした。
(これ以上書けません)
✳︎✳︎✳︎
これこそ純愛小説。
とても崇高な世界を見せてもらいました。
こんな、無垢な尊い愛情でもって人を愛した事が、私はあっただろうか???(ないかも^^;)
胸がキュンとなる場面では、忘れていた胸のトキメキを。自分の本当の気持ちに蓋をする優子には共感を。誠実な2人の男性には尊敬の思いを抱きました。
人間の持つ全ての感情が小説全体を覆い尽くし、清らかな光で包まれているような、…そんな、崇高な物語でした。
純代さんご自身と、主人公優子が重なって見える瞬間も多かったです。
時折添えられるクラシックの曲が華を添え心を和ませてもくれました。
読み終えて、なんとなくですが、
夏目漱石の「こころ」を彷彿とさせる、そんな小説かなと…
って、あっ、、ネタバレになっちゃう。純代さんごめんなさい‼︎
次に、「愛」も読み始めております。純代さんの世界観をしばし堪能したいと思います。
それではまた。
最後までお読み頂きありがとうございました❤︎