小さくとも愛ある存在

寒い中仕事の為に外へ出る。
あちこち歩き回っている途中、綺麗な紅梅を発見。
思わず立ち止まりスマホを向けた。

春はもうそこまで来ているね。

少し足取りが軽くなる。
思わず友人にもこの写真を送ってみた。

さて、会社に戻ろう。
再び歩き始める。

空を見上げた。

あいにく雲が多かったけど迷うことなく天に向かって枝を伸ばしている街路樹に元気を貰う。

会社に戻り席に着いたら同期の彼女がそばを通るタイミングで私の机にポンッとこんなものを置いて立ち去った。

「え？何？」
私はびっくりして尋ねる。

「あげる〜食べて！」
ニッコリ微笑む彼女。

「ありがとね〜」
仕事の邪魔にならないよう
お互い小さな声でやりとりする。

花が美しく咲いていたり…
空や木々の緑に目を奪われたり…
職場で美味しそうなお菓子にほっこりしたり…

小さくとも愛ある存在が次々と
私の心に流れ込む。
そしてそれらが私の心を弾ませる。

春をスプリングと名づけた人は一体誰なんだろう？

読んでくれてありがとう。
しあわせをありがとう。
出会えたご縁に感謝します。