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伊勢(9):女性の願いをなんでもひとつ叶えてくれる、石神さん

いろいろありましたが(何があったかは、ぜひ2つくらい前の記事をご確認くださいませ)、無事に石神さん(神明神社)に到着。

「海人文化資料館」の駐車場から1本道を登ります。
鳥羽駅からはすれ違う車もいないほどの山道を登ってきたのですが、石神さんの駐車場周辺は売店があったりと人も多い。
海女さんが獲ったわかめやあおさを売っていたり、なかなか気になるお店も多いですが、まずはお参りをしてから。

運転手さんに教えてもらったように、石神さんは神明神社の敷地内にお祀りされています。鳥居をくぐると、すぐ右手に石神さんがいらっしゃいますが、まずはそのまままっすぐ進み、神明神社のご本殿にお参り。
ご本殿の奥にある「長寿の館」には、立派だけれども残念ながら枯れてしまっている楠がありました。ただ、枯れてしまっているとはいえ、がっしりとした幹はしっかりしていてとても立派。
「長寿」ということから、両親に長生きしてもらえるようにこちらにもお参り。

そしていよいよ石神さんに伺います。

石神さんは、鳥居の前にお願い事を書くためのピンクの紙と鉛筆が用意されています。
ここでお願い事を書いて、石神さんにお願いごとをするそう。

というわけで、私もしっかりお願い事を書いて(具体的に書くといいらしい)、石神さんにお願いしました。叶うといいなぁ。

ちなみに石神さんはお社に鎮座されている石なのですが、なんだかとってもかわいらしい姿でした。
ご祭神は「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」で、初代天皇である神武天皇のお母さん。
運転手さんからも教えてもらったように、もともとはこの相差(おうさつ、と読むらしいです。初めて知った!)の海女さんたちが、無事や大量をお願いしていたそう。

石神さんにもしっかりお参りしたし、お守りをお土産として買って帰りたかったので、社務所まで。
石神さんでは、お守りを購入すると、先ほど私も記入したお願いごとを書くための紙と石神さんの住所が記載された封筒も一緒にくださいます。
「切手だけは貼ってもらわなきゃいけないけど、そのまま送ってくれればいいですからね」と教えてもらい、母と友人の分を購入。
今考えると自分の分のお守りも買った方がよかったのかな?と思わなくもないけど、まぁ、私は直接ここまで来れたのでいっか!(ということにしたい)

お守りをいただいて、最後に庶務所のお隣にある薬師堂にもお邪魔しました。
神明神社は神社だけど、境内にお寺もあるという、日本でも珍しい場所のようです。お堂にいらっしゃるのは、十一面観音さまと薬師如来さま。
母親の目の調子が悪いので、これは絶対にお参りしなければ!と、他の方もいなかったので、般若心経を唱えてきました(実は私、般若心経だけは覚えている)。
早くよくなるといいな。

というわけで、写真を撮ることもこってり頭から抜け落ちておりましたが、無事に今回のお伊勢さんミッション、「石神さんお参り」も完了。

ちなみに新月や満月の日は、夜参りもできるみたい。こちらも機会があったらぜひしてみたいな。

石神さんのお守りに書いてある文様ですが、どちらも海女さんにちなんだ文様とのことです。
どこから書き始めても同じ場所に戻る「星」と、大量の貝が獲れるようにという「網」。
これも運転手さんから教えてもらった知識。

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