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お散歩:品川神社は狛犬さん天国

2022年のお正月、「東海七福神」というのがあるということを知り、全部お参りしようとチャレンジしたのですが、2つの神社を巡ったところで挫折した私。そういえば亀戸の七福神も3つくらいで挫折した。
というわけでリベンジ!……では全くなく、まずは東海七福神発祥の地とされる品川神社(にだけ)行ってみました。

というのもこの神社、備前焼の狛犬さんがいらっしゃるらしい。
備前焼の狛犬さんが見たい!と馳せ参じたわけです(厳島神社で狛犬さんの魅力にハマった)。

道中で品川神社について調べてみると、立派な神社だということが判明。

徳川家康が関ケ原に向かう前に戦勝祈願をし、祈願成就で奉納した徳川家ゆかりの品がたくさんあるとか、登り龍と下り龍が彫られた双龍鳥居があるとか、浅間神社や富士塚もあるらしい。金運アップにご利益がある一粒萬倍の泉もあるらしい。そして板垣退助のお墓もあるらしい。

え、見どころいっぱいじゃん。
一流万倍の泉でお金も洗って、今年はお金持ち一直線だぜ!とウキウキ。

到着して双龍鳥居を目にすると、想像を遥かに超す立派な神社でびっくりしました。しかもご本殿までに鳥居が3つもある!
ってゆーか双龍鳥居ってカッコいいのね。こんなアーティスティックな鳥居、初めて見た気がする。

左が登り龍。
右が下り龍。らしい。正直登ってるか下ってるかよくわからなかった……。

ご参拝の方もたくさん。おひとり様はもちろん、ロードバイクチームやファミリー、ワンちゃんお散歩中のお父さんまで。

というわけでご本殿にお参りして、一流万倍の泉でお金を洗わせていただくことに。
実はお財布に板垣退助の百円札を忍ばせている私。板垣先生のお墓もあるし、ここで洗うべきはこの百円札しかないでしょう!と、防御力も下がっている年季の入ったボロボロのお札を躊躇なく水の中へ。

お正月ということで宝物庫も解放されていて、徳川家の三つ葉葵がどどんと輝くお神輿などを拝見することができました。2tくらいあるらしい。立派なお神輿って重いよね。

そして今回の最大の目的、狛犬さん堪能タイム。

ご本殿の狛犬さんは、「阿」も「吽」も子連れ。背中と足元にお子さんがいる。ぴっしりお座りではなく、「遊んで遊んで~」みたいな子狛ちゃんが愛らしい!親子の戯れの一瞬を切り取ったみたいで、とてもステキ!

躍動的で生き生きとした狛犬さん。好き。

備前焼の狛犬さんは、シュッと姿勢正しくお座り。備前焼独特の茶褐色で、デザイン性のある台座もステキです。「文政13年」とあったので200年近く前に作られたものだろうけど、今でもこんなに綺麗な状態で残されているのはすごいな。幕末の混乱や大戦を乗り越えてきたのね……。
大切にされるんだろうな。

コンパクトな台座でよりシュッとしてる感。
改めてこのサイズの陶器が文政3年からほぼ無傷で残ってるの、すごい。

ほかにも頭にカッパさんのようなお皿を持つ狛犬さんもいて、狛犬愛をくすぐられました。
こんなに一気に狛犬さんを愛でられるとは思わなかったよ。うれしい誤算。

そしてそして、私の大好きなおしりを上げた狛犬さんも、浅間神社の前にいらっしゃる!

おしり上げてるポーズ、超絶かわいい。

いやもう、このポーズ、ホントに最高。
かわいい。
かわいいは正義。

浅間神社だからか、台座にも富士山が。
いやもう、最高かよ。

「阿」と「吽」で微妙に後ろ足の置き方も違うし、台座の横に彫られた「こまいぬ」の文字もかわいい!

右の後ろ足がちょっと前に出てるの、めちゃかわ。たまらん!

台座を見てみたら、三遊亭円丈さんが奉納されたようですね。存じ上げなかったのですが、円丈さん、狛犬がお好きな方のようで「日本参道狛犬研究会」を立ち上げられているようです。なにその気になる研究会!!

ちなみに、品川観光協会にも狛犬ハンティングの記事がありました。

行く前に読めばよかった……。

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