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週末お遍路さん(1):いよいよスタート!まずは10番札所まで

「遍路に行きたい!」という、半ば強引なプレゼンからはじまった女3人のお遍路さん。

もちろん全員仕事があるので、四国に行けるのは基本週末。
いろいろ疑問や不安があるけど、まずはやってみなきゃ分からないよね!ということで、さっそく第1回目の週末遍路を開催しました。

【予定】
金曜夕方 羽田空港 → 徳島空港
土曜   1番札所 → 7番札所
     7番札所の宿坊に1泊
日曜   8番札所 → 10番札所 → 徳島空港 → 羽田空港

【距離】 17.2Km(1~7番札所)
     20.2Km(8~10番札所)

詰め込みひとり旅のクセがあるから10Km強を歩くことはあるけど、必ずマメはできるし、常に荷物を背負って歩いてるわけじゃない。
歩ききることはできるだろうけど、どのくらい体力奪われるのか未知数だし、各札所のお参りは7:00~17:00までというタイムリミット付き。7番札所の宿坊も、予約した段階の注意点を確認してみると、17:30には到着する必要があるみたい。

というわけで、それぞれ仕事を早退して羽田空港に集合!ちょっと早めに到着したので、遅いお昼を食べながらチームメイトを待つ私。
そしてメンバー集合後、フライトも定刻で徳島空港に到着。ホテルにチェックインしてまずは決起会を兼ねての夕ご飯へ繰り出したけど、金曜夜なので狙いをつけたお店は全て満席。飛び込みの居酒屋さんでウツボを食べて(海のギャングって食べられるのね!淡泊だけど、しっかりしたゼラチン質の初めての食感でした)、明日に備えて早めに就寝しました。

さて、翌日からが本番!
お遍路さん1日目は6:30にホテルを出発して、7:00過ぎに1番札所:霊山寺に到着予定。
1番札所の最寄り駅「坂東駅」を出たら、白人のおじさんと目が合った。おじさんもお遍路さんっぽい。軽く挨拶をして通り過ぎようと思ったら、なぜか一緒に霊山寺まで歩いて向かうことに。

次にこの山門を出る時はお遍路さんに変身しているのだ!

ただでさえ英語しゃべれないのにコロナ禍で海外旅行から遠ざかっていたので(パスポートも切れたしね!)、いつも以上につたない英語でやり取りしていると、どうやらおじさん、お遍路さんはすでに経験済みらしい。で、2回目の今回は明日からスタートだけど、今は下見を兼ねて朝のお散歩中と。

たどたどしく話をしながら霊山寺に到着後、私たちはお参りの前に、まずはお遍路さん装備品を調達せねばならないので、おじさんと別れてお遍路さんへの変身準備。
店員のおばちゃまにいろいろ教えてもらいながら、

・白衣
・輪袈裟
・菅笠
・金剛杖
・納経帳
・経本
・納め札

などを全員で買いそろえ、あとは各々必要なものを購入。お経(般若心経とか)って覚えてても経本必要なのね……。知らなかった。

購入後、テーブルやペンをお借りして各お寺に納めたりお接待を受けた時にお渡しする納め札に自分の名前などを書いていると、さっきのおじさんが再登場してきた。

「お前らはじめてだろ?いろいろ教えてあげようか?」
「でも俺はガイドじゃなくて友達だから、多くは求めないでね」

とな。
あ、うん、英語半分くらいしか理解できないけど、じゃぁせっかくだし……ということで、1番札所はおじさんと一緒に行くことになりました。

お遍路さんの作法をデンマーク人のおじさんに教わる日本人って、なんかいろいろ間違ってる気がするけど……。
でも、ありがとう!3人とはいえ最初は心細いから、一緒にまわってくれるのは心強いよ!

おじさんは山門の前で「写真撮ってあげる」と写真撮影してくれたり、「まずは本堂。次に大師堂」と、親切にいろいろ教えてくれました。でも、「ベル鳴らさなきゃ」と鐘付きのことも教えてくれたけど、納経後の鐘は「戻り鐘」だから縁起良くないんだよ。私の英語力が足りないが故に教えてあげられなくてマジごめん。ホント申し訳ない。

私たちのお祈り姿、写真撮ってくれてた。ありがとう!

1番札所で無事にお参りしたあと、ちょっと休憩してたらまたしてもおじさんに遭遇。いやもう、どんだけよ!
せっかくなので納め札の裏側におじさんの名前を書いてもらったので、次の札所でおじさんの分も納経しておくから、戻り鐘の件はそれで許してもらいたい。というか、納め札をこういう使い方していいのか分からないけど……悪気があるわけじゃないからお大師さまも許してくれると信じたい。

1番札所から思わぬ出会いがあって、長くなっちゃったよ!

そして最後に……

1番札所のグッズ購入にクレカは使えません!!
現金のみです!!
1番札所のグッズ売り場は現金のみです!!
(大切なことなので2回言いました)


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