与えることと受け取ること
「何をするかよりも、どうするか、何をしたいかの方が大事」
講師の言葉が、伝わってくる
そこには正解も不正解もなくて、何をやるかより、どうやるかの方が、大事だ
何をしたいのか、自分でわかっていないと、自主的な動きはできない
与えるひとは、受けとるのもすごく上手だと、見ていてわたしは思う
マッサージを例にとっても、するのが上手なひとは、受けとるのもすごく上手だ
受け取ることが与えるひとのためになるような、思いやりが行動や言葉から伝わってくる
受け取りたいばかりなひとは、与えることに慣れていない
受け取ることは、与えることなのだ
いろんなひとには特徴があって、波長もあって、手の形や柔らかさ、繊細さやダイナミックさもさまざまだ
ふと、与えてきてくれたひとの指は、まるでわたしの足の指を知っているようで、すごく驚いた
わたしの足の指がアイスクリームになったように、それを優しくかき混ぜられる
与えることは、コミュニケーションを取ること、質問すること、自分の話をすること、聞くことも含まれると思う
わたしはこの数日間、ご飯の美味しさに甘えて食べすぎた
与えられることに、慣れすぎてはいけないと思う
その裏には、苦労や時間をかけてくれた手間がある
それも、与える立場になってみないとわからない
黒猫が近くに寄ってきて、わたしの背中の後ろで丸くなるのを感じる
できない、と決めつけているのは、政府や組織で育った人たちかもしれない
だけど、本当にできるかできないかを、決めることができるのは、自分だけだということに、はっとした
あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。