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こころの浄化

わたしは、10日間のVipassana Mediation Retreat に参加して
昨日もどってきました。
今日は、今のこころの状態を記録に残しておくために、書きたいと思います。


参加前のわたしは、ときに不安や緊張で窮屈な状態でした。

どれだけ仕事を頑張ってお金を稼いでも、
それがなくなるのが不安だったり、将来のためになにをしたらいいのか考えすぎて不安だったり

頑張ることに意味をおきすぎて、頭は常に思考していて休みがない
あれもこれも、もっとこうしたい、改善したい、時間がない

もしくは、

過去にこうした経験でこう感じた、この人に対してどう思った
こんな感情をいだいた
そんなことを繰り返し頭に呼び戻して、嫌悪する

そして、
こうあってほしい、人にこう見られたい
という期待と理想をあたまの中にめぐらせる

表面的には善人で落ち着いたふりをしても、
心の奥底では、焦りと濁りが渦巻いていました

それに気づかせてもらった10日間

・いきものを殺さない
・盗まない
・嘘をつかない
・性的な行為をおこなわない
・ドラッグやアルコールを摂取しない

という戒律を守って

朝4時半から夜の9時半まできちんときめられたスケジュールに従って瞑想をする
先生やアシスタントさん以外のひととは、ひとこともしゃべらない
外の世界との接触も、スマホも紙もペンもない

ひたすらこころを研ぎ澄ませて、自分の身体の感覚と向き合う

こころは、あたまの中だけでなくて、身体の感覚とつながっている

そのあいだ
わたしの中にはさまざまな感情や痛みや思考がうかびあがってきた

深いこころの奥に結びついた、ときには幼い頃の経験
家族や人に対して感じる感情
思考のくせ
身体の反応のくせ

気づいていなかったことにも少しずつ気がついていった

山があれば谷がある、その繰り返し

気づいてそれを見つめるたびに、新たな気づきが身体に落ちていって、
震えや涙や身体の反応と共に苦しみがすこし離れていった

身体の経験をとおしての気づきが、叡智が、どんなことにも揺れないこころの平静をつくりだしてくれる

なにかに抱いていたとどこおりも、じぶんで自分の中に作り出している

人々と環境とそれに出会える奇跡にめぐまれて
わたしは、ほんとうに恵まれていると思う


心の浄化の旅はまだはじまったばかりだけれど
とても穏やかで感謝にあふれた気持ちでいます。


あなたはあなたらしく、わたしはわたしらしく。