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「冬の寒さ」と「夏の暑さ」は、同時に感じることはできない。

おはようございます!
今日は、ちょっと変わった感じのタイトルをつけてみました。
これは、どういう意味なんでしょう?
心の持ちように関連する言葉なのですが、
それをここで考えてみましょう。

冬の寒さを感じているときには、夏の暑さを感じることができません。
それと同じように、人の心は、悲しいときには、楽しさを感じることはできないのです。

それは、ポジティブ心理学の大事な発見の1つです。

「いえいえ、私、悲しかったり、喜んだり、感情がめちゃくちゃ動くよ」
という方もいらっしゃるかもしれません。
でも、その言葉のとおり、それは、感情がすばやく動いているのです。
同時に感じているわけではありません。

ですので、今、もしつらくて、つらくて、
なにも考えられないのなら、
「楽しい」気分は、まったく感じられない状態ということになります。
もちろん、「状況が厳しく、楽しいことなんて、まったくない!!」
という方もいらっしゃるでしょう。

でも、そんなときこそ、「冬の寒さと夏の暑さは、同時に感じることはできない」という人間の心の仕組みを利用するのです。

「悲しい」ときは、「楽しい」を感じられない。
「楽しい」ときは、「悲しい」を感じられない。

どちらも、『同時に』感じることはできないのです。

なので、つらい気持ちがずっと続いているのなら、
その問題は、すぐには解決できないのなら、
その問題がある状態で、
一度、楽しくなるようなことをしてみてください。

もちろん、する気になれないかもしれません。
でも、だまされた気持ちでやる。
やる気がなくてもやる。

音楽をきく。
お気に入りのお茶を飲む。
太陽に向かって、両手を広げてみる。

ちょっとしたことでいいのです。

そのことで、確かに「ほっとする瞬間」がある。
その瞬間だけは、「不安な気持ち」は感じていません。
たとえ、ほんの短い間であっても。

ポジティブ感情の働きについては、以前の記事で説明しました。
そうですね、「精神の働きを広げてくれ、創造性を高めてくれる」だったんですね。
 
つらい気持ちがあっても、
ほんのちょっとでも、明るい気持ちを感じることのできることをする。
そして、その瞬間を広げていく。
そうすることで、精神の働きが刺激され、思いもつかない解決策を思いつくかもしれません。

寒さと暑さは、同時に体験できないように、
不安と楽しみは、同時に体験できないというのが、
人間の心の働きですから。

ぜひ、その理論を、上手に使ってみてください。

今日は、関東地方は、素敵な晴天になりました。
人との物理的距離がとれる場所に、
お散歩とかに出かけてみてくださいね。
気持ちが少し変わるかもしれません。


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