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20.臨床心理士がコーチングを学んでみた。〈1〉

こんにちは。臨床心理士公認心理師の村上真弓です。いつもお読みいただきありがとうございます。


今週の5月22日水曜日から
実は脳科学コーチングのマインドの部分に特化した講座を学び始めました。✏️📓



1.カウンセリングとコーチングの違いって?

カウンセリングとコーチングって、
どう違うの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

実は私は臨床心理士として臨床心理学を専攻してきましたが、コーチングと言うのは自分にとって避けてきたというか、実はあまり学ぼうとしてこなかった分野です🫢


カウンセリングとコーチングの違いを
クライエントさんの心の健康度の軸で考えてみると
数字でわかりやすく表現することができます☺️

心の状態を0点を起点にしたときに

− 3の状態(精神的な悩みや症状のある状態)を、
0の状態にするのが臨床心理学。

0の状態を− 3にしないのが公衆衛生学。

0の状態を+3にするのがコーチング(や、ポジティブ心理学)と言われています。





2.コーチングは未来志向

私はコーチングと言うと、
大学院の時に動機付け面接という名前の心理療法として少し学んだことがあります。


でも、その時、なぜコーチングや動機付け面接に興味を持ったのか持たなかったのかと言うと、

コーチングは【⠀未来志向  】が強いって言うところが大きかったんですね。


つまり、
未来にフォーカスしてどうありたいか、どうなりたいか。そのためにどんな行動をとっていくのか、アクションプランを立てるのか、行動するためのマインドセットはどうあると良いか、と言う話になっていきます。



3.私は精神分析とかが好き


ただ、今までの私の関心事とすると、
【⠀過去志向  】にあったんです。



つまり、
自分の心や、自分の心を形成した幼少期の体験、幼少期の親子関係をしっかりと深掘りして理解して、心の傷を癒して前に進んでいけるって言う状態を目指していたからです。


なので、
そういった過去とか心の分析っていうのが、得意な精神分析とか分析心理学という分野の心理療法に、今までは特にトレーニングを受けてきました。





4.なぜ、臨床心理士の私がコーチングを学ぶのか


過去分析して、傷を癒して自分の人生を生きていくという心理療法は私は今でもとっても大好きだし、リスペクトしているんですけれども、じゃあなぜ私がコーチングを学ぼうと思ったのかって言うところを少し話してみたいと思います。




理由は大きく3つあります。


1つは、

今までカウンセリングや心理療法をたくさんの方としてきた中で、− 3の状態を0の状態にする事はことができた事例はいくつもありました。

笑顔になられて社会に戻っていかれる方をたくさん見てきて、ただそこでこの悩みが解決して傷が癒された後どう未来に向けてやり良い人生を歩むサポートができるんだろうって言うあとちょっと手の届かない感じっていうのを感じている私がいました。


この− 3を0にした状態から、0をさらに+3に幸せとか幸福感を高めていくアプローチっていうのがコーチングは役に立つんじゃないかなと考えたのが1つです。


もしこの私の仮説がうまくいったとしたら、
マイナス3の状態から+3の状態まで
私は長くその方の人生と伴走することができるんじゃないかなぁと言うふうに思っています。




2つ目は

私が起業して、オンラインで仕事をしているからということがあります。つまり今まで働いていた精神科クリニックだったりとか、医療領域にいらっしゃる方とか、あるいは行政の相談室に足を運ぶ方ではない、それよりもそこまでは悩んでいないけれど、悩みはあります、この悩み解決したいですって言う方にお会いする機会が増えているんだと思います。


なので、今までの例えば鬱病だったりとかいろんな精神疾患とか障害を持っている方たちにしてきたアプローチの仕方ももちろん確実に役に立つんですけれども、そこにプラスしてもうちょっと健康な人がより幸せになるためにはって言うところを考えたときに、コーチングが役に立つと思いました。




そして、最後は

私自身が実験台です。

産後、自分の心身がボロボロになってイライラっていう1つの症状に悩んできたことがきっかけで、イライラに悩むママ向けにカウンセリングや連続講座のサービスを展開しています。


そして、私自身はイライラに悩むってところからかなり抜けています。卒業できたなぁって思える位になっていて、そうなったときに、やっぱりイライラの症状を抜けた後はどんどん自分のやりたいことが出てきて、いわゆる自己実現にもっともっと向かいたい、自分の人生を生きたいって言う欲求が強まっていったんですよね。


自分自身、イライラの症状とかで悩んでた時はカウンセラーである私もカウンセリングを受けるということをしていました。

その方とは今でも私のメンターというか、人生のサポートをしてもらっています。


プラス、ビジネスをやっていくぞーとかやりたいことを実現していくぞーってなったときにコーチングを受けました。
私自身も1対1のコーチをつけています。


となったら、もうやるしかないでしょ。笑☺️


より、もっと人生を豊かにしたいママや、起業してビジネスを頑張っている女性たちに向けて、私はきっとカウンセリングもできるし、コーチングもできるようになっていくと思います。





5.コーチングだけしか学んでいない場合の欠点




もう一つ、
コーチングしか学んでいない場合の『欠点』について。

コーチングが役に立つ悩みのレベルの人にとっては、コーチングはとても効果を発揮してくれますよね。ただ、やっぱりコーチングを受けてもうまくいかないレベルの悩みの層の方たちもいらっしゃいます。


つまり、心の健康度の状態が-3なのか、-2なのか、-1なのか、それとも0の状態なのか1位あるのかっていう所の見極めってすごく大切なんですよね。

この人の心の状態は今どのぐらいのレベルなんだろう?立ち位置なんだろうっていうのを対話の中でとか、あるいはその方の表情とか雰囲気や動作の中から読み取ってアセスメントしてあげる(どういう状態で何が必要か見極めてあげる)っていうのはすごく大切になってきます。

コーチングが役に立つ状態ではない人にコーチングを与え続けるのってお互いにしんどいことになってくると思います。


ということで長くなってしまいましたが、私がコーチングを受けようと思った理由をお話しさせていただきました。




6.第1回講座を学んでみて


では、そのマインドに特化しているコーチングの講座を受けてみてどうだったのか第一回ですね。


第一回の講座を受けてどうだったのか。


認知行動療法に似ている



まず大きく感じたのが、コーチング特に脳科学コーチングって言うところで重視している心の抵抗や思い込みのブロックを外していくって言うところが1つあるんですけれども、じゃあどうやって外していくのか、心のブロックや心の抵抗等を外していくのかって言う方法論・アプローチの仕方については、心理療法でいう認知行動療法に似ているなぁと言うふうに思いました。


認知行動療法っていうのは主に鬱症状でお悩みの方とか不安障害でお悩みの方など向けに医療現場とかでよく使われる心理療法になっています。


認知っていうのは考え方ですね。考え方とか思い込みの部分にアプローチしていきます。


自分の考え方や考え方の癖、認知の歪みにアプローチして修正していくことで考え方を調整していく。

そうすることで行動も変わっていくとか、物事の受け止め方も変わっていくというような心理療法です。
認知行動療法も結構方法論がきちっと決まっているので、そのやり方と似てるから私の中では何かすっと理解できるというかこれだなぁみたいな感覚がありました。




7.意図と前提


コーチングの中のワードをちょっとだけ拾うと相手の質問とか、相手の考えの『前提』としているものは、何か。相手は何を『意図』してその質問をしているのかとか、何を『前提』にして、その考えが生まれているのかって言うところに着目するって言うような表現をしていました。




8.手放しのワーク


そして、ワークとしては、手放しのワークと言う自分の中の思い込みとか、リミッター心のブロックに気づいて、その思い込みや心のブロックを手放していくマインドになりましょう。そしてそれを実行できるものは実行していきましょう。つまり行動していきましょうというお話もありました。

実際に私もワークに取り組み中です🌿




9.手放すと、入ってくる



手放すと言うと、皆さんどんなことを考えるでしょうか?


お部屋の断捨離のように手放した分だけ、そこに空間ができて、その空間に心地よさを感じる方もいらっしゃれば、その空間をまた新たなもので埋めていこうと言うふうになる方もいらっしゃいます。

脳の仕組みとしては、やっぱり空間ができるとそこを埋めたくなる働きがあるんですよね。

なので、そこにどんなエネルギーを入れていくか、どんな良いイメージや考えやものや行動を入れていくかっていうのを自分が選んでいくのが大切になってくるかなと思います。


自分の思い込みや心のブロック、あるいは心の抵抗は、感情でみると、不安とか恐れとかを感じやすかったり、あるいはそれが転じて怒りになる場合もあります。

なので、自分の思い込みとか心のブロックになってるものって自分の失敗とか挫折とか怖かった思いとか悲しかった体験とかそういうネガティブな体験がもとになって作られてるものが多くあります。

脳ってやっぱりマイナスの情報キャッチしたりとか不安な体験を忘れないようにしたり、とかっていうのが生存本能とともにそなわっているんですけれどもその失敗や苦しみもやっぱり成長の糧になっていく。バネになっていくっていうのが、コーチングの意味つけや引き出し方の良い所かもしれません。




10.信じられると自己効力感が増す


最後に相手よりも相手のことを信じるというのを教わりました。


実際に私もコーチングを受けているコーチに私は真弓さんのことを信じるよって言うふうに何回も言われてた言葉ありました。


そう言われると素直に嬉しいし、やってみようって力が湧くんですよね。信じてもらえると自己効力感
つまり、できるかもやってみようって言う気持ちが高まります。




11.今すぐできるセルフコーチ(セルフトーク)


もし今近くにコーチやカウンセラーがいてもいなくても、
自分が自分のコーチになったつもりで、

『私は私は信じるよ』と呟いてみてください。




最後まで、お読みいただきありがとうございます。

臨床心理士がコーチングを学んでみたシリーズは講座受けている期間中連載していこうと思っています。それではまた次回もお楽しみに✨



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