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「臨界期」って言葉しってる?
子どもは親から受け継いだ遺伝子を持っています。
しかし、その遺伝情報を発揮するには適切な時期に適切な刺激が必要です。
「臨界期」とはその遺伝情報のスイッチを作る刺激の期限のこと。
ヒトの場合、言語や数学、音感、感覚などは主に9歳頃までに「臨界期」があると言われています。
この能力は、人間が生き延びる為に必要な能力で、進化の過程で脳にプログラミングされている「脳が学びたがっている学習」です。
赤ちゃんは今沢山の刺激を吸収して期限までにいろんな能力を伸ばそうとしているんですね。
動物の場合「臨界期」に一度も使われなかった脳細胞は一生必要ないと判断され、「臨界期」を超えた時点から消滅して行くそうです。
たとえば、鳥が「さえずり」が出来るようになるためには、3~6週間ほど親鳥について鳴き方を学習する必要があります。
もしこの時期に一定期間鳴き声が耳にはいらないと、その鳥は「さえずり」が出来ず、成長しても仲間に入れず求愛もできず”ぼっち人生(鳥生)”になるそう。
ヒトの場合「聴覚の臨界期」は8歳まで、「言語の臨界期」は9歳頃までと言われています。
この学習時期を逃さないためにも赤ちゃんの頃からよく話しかけたり音楽を聴かせることは大切なんですね。
但し、「聞こえ」に問題があると脳に刺激が伝わりにくいことになります。
その「聞こえ」の問題を早くに見つけるため、最近は生まれたばかりの新生児に「聴覚スクリーニング」検査を行います。
しかし、これはあくまでも「その時点」でのスクリーニング検査です。
ママやパパは日頃から赤ちゃんの聞こえやことばの出方をチェックしておきましょうね。
このように様々な能力が発揮されるためにはその能力を伸ばす適時刺激とからだが必要です。
ヒトのからだの形や機能は胎児期に大方決まります。
その形や機能が催奇形性因子の作用を受けやすい「臨界期」というのもあり、妊娠4~8週頃です。
この時期に誤ったスイッチが入らないよう薬や放射線やウイルスは避けたいのです。
私はある日どうしようもない頭痛で鎮痛剤を飲みました。
しかし、その日に限ってその薬がどうにも胃に収まらず吐いてしまいました。
仕方がないので横になってじっとしているしかありませんでした。
すると、その2週間後に妊娠に気付きました。
あのとき、お腹の赤ちゃんは
「薬は嫌だ~!今は臨界期だよ〜💦薬飲んで動くよりじっとしてて~😭」
というサインを送っていたんだなと思いました。
大概の人は予定月経が来ないと思った頃に妊娠に気付きます。
(私も…)
でも、その時は既に妊娠4週以降の「臨界期」にあります。
ですから、女性はいつ妊娠してもよいよう
日頃から心と体を整えておくもんだな~と実感しました。
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