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#3 なぜ私は職人仕事を続けているのか

こんばんは。おまゆです。
今日は私が今の仕事を始めたきっかけと続けている理由について書いてみたいと思います。

今の仕事を始めたきっかけ

今の仕事を始める前はまちの花屋さんに勤めていました。
入社から数ヶ月でさっさと辞めてしまい、同じ市内の造園屋の求人をネットで見つけて応募しました。

転職のきっかけはこんな感じです↓
・大学時代から研究室の専攻故に植物に触れる機会が多かったので、植物に触れる仕事がしたかった
・冠婚葬祭向けのアレンジや花束を作れるのもとても素敵だが、生活に根付く形で植物を提供し、かつ植物を直接手にとって触る仕事がしたくなった
・とにかく手に職仕事への憧れがあった(これは、学生時代にアルバイトをしていた居酒屋の料理人がとてもかっこよく見えたことが最初の理由です。)

入社当時は驚き尽くめでした。
・ガテン系な職人がたくさん在籍していたこと(厳つい人多めで結構怖かった笑)。
・扱う材料や道具の数がとても多いこと。
・60代後半〜の人たちが元気に働いていること。
・私と同世代か、それより若い子がトラックを運転していること。
・大体の人がバックホー (ショベルカー) に乗れること(一部の限られた人しか扱わないものだと思っていた)
・足袋を履いている人を初めて見たこと。

なぜ続けられているのか

なんだかんだで入社から3年近く経ちました。
一時的に仕事が嫌になったことはもちろんあります。真夏の炎天下、真冬の吹雪の中の仕事はいつまで経っても大嫌いです。だけど、辞めたくなるほど仕事が嫌になったことはなかった気がします。
その理由は3つ

道具が好きだから

私は子どもの頃から文房具が好きでした。休みの日には特に欲しいものがあるわけでもないのに市内の品揃えが豊富が事務用品店まで自転車を走らせ、衝動買いをしている子どもでした。今でも台所用品が好きで、ちょこちょこ買い集めています。
上述した通り仕事でも鋏やハンマーを始めとして、たくさんの道具を使います。ほぼ趣味で買い集めたりもしています。おそらく私は、実用的なアイテム全般が好きなので、道具に触っている時間がとても好きなのです。

なかなか習得出来ない仕事が多く、飽きることがないから

今の職務は熟練しないと形にならないような仕事が結構多いです。手入れをした後のテキパキした掃除や、敷地内の車の移動や切り返しまで難しいんです笑 とても飽きっぽい性格なため、同じ作業の繰り返しよりはなかなか上手く出来ずに試行錯誤する時間の方が苦痛じゃないようです(いつまで経っても出来ない時は心が折れそうになることもありますが笑)。

実生活でも使える自分の武器が増えていくことが体感できて、とても嬉しい

できるようになれば自分の武器になります。それが嬉しいのはもちろんのこと、仕事の中で習得した武器が実生活でも使えることができるんです。例えば、祖父母の家の庭木を剪定してあげたり、食器棚にインパクトドリルでオーブンレンジのアースを通す穴を開けたり、挿木に成功したりなど。
仕事を通して誰かの家をきれいにすることでお金を頂きつつ、自分の生活も充実させることができるなんて、最高です。

以上が私の仕事を続けている理由です。この他にも「屋内に長時間いるのが苦手」「デスクワークがほとんどないので肩が凝らなくていい」といった後ろ向きな理由もありますが、前向きな理由は大きく分けるとこの3つだと思います。

3月上旬まで天気予報と睨めっこする日々が続きそうですが、風邪をひかないように体調管理に気をつけながらこれからも頑張ります〜。




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