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ナラティブセラピーを受けて。

ナラティブセラピーという言葉をご存知ですか?


ここ最近、本を読んでいて
何度も出てきたキーワード。

特に、心理学やセラピー系の本でもなく、
何かの例として出てきていたのですが、

このワードを見たら、
心がざわついて
すぐに調べてみました。

1980年代に家族療法の流れから批判的に発展してきたもので
その原理は「患者は自分の人生の専門家であり、その個人の行動はその主観的に形成された価値基準に基づいて行っている」とした点にある。

ナラティブセラピーとケア
当事者の物語の重視とは何か
早川正祐

私の解釈はこの通りです。

1) 語り手である私の物語に潜む認識されていていない問題を見つけ出し、それを外在化する。その問題にに名前をつける。

2)外在化することで、私はその問題を客観視することができる

3) 語り手が記憶していた物語とは別の物語が出てくる

この文面だけだと、なんのこっちゃ?となるのですが、


例を挙げてみます。

ー私は子どもがおもちゃを散乱させて、「片付けろ」と怒ってばかりです。

命名:片付けろ星人。

Q) 片付けろ星人はどんな時にやってきますか?

ー片付けろ星人は、ものが床に散乱していることが許せず、戦いを始めます。

Q) その戦いはどうしたら終わるのですか?

ー床にものがなくなったら終わります。

Q) 戦いにならないためにはどうしたらいいのでしょうか?

ーそもそも、ものが少なかったり、子どもがおもちゃを戻すのが楽なようにしてあげればいいのかもしれません。

ーーー

この流れから、

片付けろと怒っている私から、
片付けをしやすい環境を整えることに

視点がシフトしているのがわかりますね。

ーーー

私は今回、

学生の時に飼っていた愛犬が
急に亡くなってしまい、
ペットロスである。

そして、そこから抜け出したい
という話をしました。

この話をするとかなり長くなる上、
涙が止まらなくなるので
多くは語れないのですが、

セラピーを受けて一番に感じたことは、

私の語った話は一部であり

その話にはミルフィーユのように
何層にも重なった層があったこと

その層があったことすら
忘れていたり、気がついていなかったのです。

涙でぐしゃぐしゃになりながらも
すごく客観的になり、
あーそうだったのかと腑に落ちました。

ーーー

どんな時でも

物語の語り手、

つまり

自分は人生の主役である

今まで通ってきた過去や
周りの環境に左右されてしまい、

「私」を主語として
会話をすることを忘れてしまう。

昨日、主人と話している時も

「俺が持っているスキルで、できることは、、、」

と仕事の話をしていました。

「俺がやりたいことは、、、」

という視点は、私が質問するまで
出てきませんでした。

主語を「私」に変えて

物事を決めていけると

「私」が喜ぶ未来を選択できる

と信じています。

”あなたは今、どんな未来を選びますか?”


Mayumi🦩

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