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炊飯器

白いお米のごはんというのは、いいもんだなぁと思う。

私はどちらかと言えば柔らかく炊き上げた方が好きなので、我が家のごはんはいつも柔らかい。うちには好き嫌いのある人が多いので、いろんなおかずにチャレンジできるわけでもない。ごはんの美味しさに対する重要性は上がる。

どんなおかずだったとしても、繰り返されるおかずで目新しさもなかったとしても、ごはんさえ炊きたてで美味しければ夕食はOKだ。

そういう意味では「炊飯器」というのはありがたい。誰が炊いても、何時に炊いても、停電にさえならなければ、決まった時間にいつもと同じごはんを炊きあげてくれる。

で、なんとなく「ごはん」があると「ちゃんとした食事」に見える。

一般家庭で食事といえば、ごはんとおかず、味噌汁だろう。汁物、焼き物、小鉢、サラダなどと並べてごはん(食事)の形になる。

そういう経験が積み重なって、たとえお漬物とご飯だけでも「ちゃんとごはん(食事)を食べた」という気にさせてくれる。

衣食住のなかで、一番ちゃんとしたいのはやっぱり食なので、炊きたてのごはんにはこだわりたい。

偶然見つけたのだが、知らなかっただけでネット界隈では話題になっていたようだ。

ごはん一つでそんな・・・というのが正直な感想だったけど、ごはんも炊けない状況というのはけっこう多いんだと、いろんなコメントを見て少し驚いた。

炊飯器は安くはないけれど、帰ってくる時間にちゃんと炊きたてのごはんを準備して待っていてくれる。使えばいいのにとは思うけれど・・・。

たぶん米を研いだり、使ったあとの片付けや洗い物をするのが面倒くさいんだろう。それはとてもよくわかる。炊飯器の中でごはんがカビまみれになってたら・・・なんて考えるとゾッとするだろう(あるあるだけど)。

理解できて、共感もするけれど、今の私は一家の食を支えているから、むしろごはんを炊かない方が難しい。

「炊飯器のような妻であり母でありたいものだ」と旦那さんに超エラソーに宣言してみた。

「専業主婦するって決めたときにも、おんなじこと言うてた」と言われた。

物忘れもほどほどにしないと・・・。とはいえ「目指せ炊飯器!」今日もごはんを作る。

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