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むくみへのアプローチ

むくみで悩んでいる方、特に女性では多いと思います。
今日は、むくみについて、原因や体に対してのアプローチをお伝えしていこうと思います。

むくみの原因

むくみの原因は、いくつかありますが、まず静脈の血流が止まってしまうことが挙げられます。
心臓に戻ってくる血管を静脈、心臓から流れていく血管を動脈というんですが、この静脈に溜まる静脈瘤によって、むくんでしまうことがあります。

また、リンパが詰まってしまって、老廃物が溜まってしまうことでもむくみやすくなります。
リンパは、自らが収縮したり、弛緩したり、老廃物を流してくれるわけではなく、周りの筋肉が動くことによってリンパが流れ、つまり老廃物が流れていきます。
なので、周りの筋力不足によってもむくみは起きてしまいます。

筋肉が動くためには、関節が動かないと筋肉がしっかり動いてくれないので、関節の柔軟性も大事になってきます。


ふくらはぎから先の下肢の部分は、重力に沿っていて、かつ心臓からの距離があり、血流は真上に戻っていかないといけないので、この静脈は心臓に戻ってきづらいのです。
血管そのものの戻ってくる力が弱いと、詰まってしまってむくみやすく
なってしまいます。

ふくらはぎを揉むだけじゃない


足に向かって生えている大きい動脈と静脈、さらに神経が、内側広筋と大内転筋の間の空洞を通っています。
このことから、むくみへのアプローチでふくらはぎをもむだけではなく、腿の内前と内側をほぐすことも大事になってきます。

つまり、ふくらはぎを揉むだけではなく、腿の内前と内側のほぐしが大事になってくるということです。

座ったままでもむくむ理由

リンパを考えると、リンパ管は鼠径部、股関節や膝の裏に多く存在します。
リンパ管が機能してくれないと老廃物が溜まってしまうので、股関節や膝を動かすことが大事になってきます。
立ちっぱなしでなくても、座ったままでも同じ姿勢でい続けてしまうとむくみやすくなってしまうんです。
15分~30分に1回動く、というだけでも変化は起きてくるかと思います。


鍛えることも大事


また、下肢の体重に対して、上体の体重が重いと下肢に疲労がたまってしまってむくみやすくなってしまうこともあります。体重を減らす、下肢の筋肉を増やすだけでも改善する場合もあります。

その際、鍛えるべきなのが、下腿三頭筋、つまりふくらはぎの筋肉です。
ふくらはぎの筋肉を鍛えることによって、ミルキングアクションと言って、ポンプ作用のように心臓に血液を戻してくれる作用があります。

ただ、ふくらはぎだけを鍛えてしまうのは、張り出してしまったり、筋肉をつけすぎてしまうと逆に重くなって、血流が下肢に溜まってしまうので、軽くカーフレイズ(つま先立ち)をしたり、上半身に血流を集めるために上半身を鍛えることも大事になってくると思います。


長時間同じ姿勢でい続けない、運動する、ということが、むくみに対する身体へのアプローチとしてはとても大事になってきます。

これから冬にかけてロングブーツで出かける方も増えますよね!
また、冷えやすくなる人もいるかもしれません。
冷えにも今日のアプローチは、大事なコトです!
 
寒い冬を楽しく過ごすためにも、ぜひ参考にしてみて下さい♪
今日も読んで下さり、ありがとうございます(*^^*)

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