見出し画像

ヨハネの黙示録

この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。

口語訳 ヨハネの黙示録1章3

【ペルガモにある教会】


1、宛先
12ペルガモにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。『鋭いもろ刃のつるぎを持っているかたが、次のように言われる。

2、賞賛
13 わたしはあなたの住んでいる所を知っている。そこにはサタンの座がある。あなたは、わたしの名を堅く持ちつづけ、わたしの忠実な証人アンテパスがサタンの住んでいるあなたがたの所で殺された時でさえ、わたしに対する信仰を捨てなかった。

3、叱責
14 しかし、あなたに対して責むべきことが、少しばかりある。あなたがたの中には、現にバラムの教を奉じている者がある。バラムは、バラクに教え込み、イスラエルの子らの前に、つまずきになるものを置かせて、偶像にささげたものを食べさせ、また不品行をさせたのである。
15 同じように、あなたがたの中には、ニコライ宗の教を奉じている者もいる。

4、奨励
16 だから、悔い改めなさい。そうしないと、わたしはすぐにあなたのところに行き、わたしの口のつるぎをもって彼らと戦おう。

5、約束
17 耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。勝利を得る者には、隠されているマナを与えよう。また、白い石を与えよう。この石の上には、これを受ける者のほかだれも知らない新しい名が書いてある』。

ヨハネの黙示録2:12-17

つづく


ペルガモにある教会は、スミルナから約80キロメートル北、エーゲ海から25キロメートル東。
裕福であるが、堕落した町で、偶像礼拝が蔓延している町である。
エスクラピアス神殿(ギリシア神話の名医)
※ゼウスの神殿があった。
※アテナ(ギリシア神話の女神)礼拝
※ディオ二ソス(ギリシア神話の酒の神、バッカス)礼拝
大規模な図書館で有名(蔵書20万冊)

ペルガモにある教会は、「国家と結婚した教会」の型。
紀元313~5世紀末の教会
ペルガモとは、「結婚した」という意味。
ミラノ勅令以降、教会はローマ帝国と結婚したような状態になった。
迫害が迫ると、教理的純潔性と道徳的純潔を失っていた。
この教会を表現するキーワードは「妥協」である。

記事を見てくださりありがとうございます。少しずつですが、聖書の神を投稿していきたいと思っています。今後とも長いお付き合いになるかとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

※記事に使用している聖句は、日本聖書協会発行の口語訳聖書。
新約1954年版、旧約1955年版は2005年に著作権保護期間が終了している。

聖書絵本を全国の書店に並べられることが夢です。沢山の人々にまことの神を知ってもらいたいとの思いで作成しました。神の働きにサポートしていただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。